文書管理

階層ディレクトリは,そもそも使いづらいのです。

とくに,複数のテーマで共有されながら,特定のテーマと強く相互作用するような文書の扱いにおいて困ります。
以前Officeには「バインダー」という非常に不安定で使い勝手が悪いながらも便利なものがついていましたが,今は滅亡してしまったようです。

根本的にこれを解決するには,現状では超漢字を使うくらいしかないと考えています。
しかしながら,Windows上では動作しませんし,いまどきの多彩なファイルは取り扱えなかったり,取り扱うのに苦労したりします。

chokanji.PNG

この画面のふたつの文書は同じものを異なる仮身(リンクのええやつみたいなもん)から同時に開いたものです。
もちろん同じファイルを違うウィンドウで見ているだけですから,片方のウィンドウで編集すればもう片方にも反映されます(自動的に,とはいきませんが)

このちょっと気の利いたリンクのような仮身はいくらでも複製が取れ,別の文書の中に貼り付けられますので,テーマごとの個別文書と共有文書をシームレスに取り扱えるのです。

で,このいい感じの使い勝手を少しでもWindows上で使いたい人が,こういうもの:BTMemoを作って公開しておられます。テキスト,画像,URLに絞っていますが,これでまめに管理すれば,かなり便利になることは間違いないです。
ただ根本的には単なるリンクなので,リンクされているファイルを勝手に移動したりその名前を変更したりすると破綻します。そこは超漢字のようにファイルシステムやファイル構造自体が何らかの構造を持っていなければならないのです。

つづき:階層管理の弊害