可聴帯域音声通信その2

今日はピコピコではなく、もっと環境に溶け込むものを妄想します。

基本技術は,音声版のステガノグラフです。
キャリアトーンとして,オルゴール,鳥の囀り,またはR2D2などを選択可能にしたいです。

主な仕様としては、
・目標通信速度20[bps]程度
・半二重
・通信可能範囲は見通し20[m]

特徴としては、
・しょうもないマイクスピーカさえあれば実装可能
キャリアトーンを停止することで,超低消費電力
・トラブルシューティングが容易
・マルチキャストOK。

その他補足としては、
・秘話通信のためのワイヤード構成も可能。

他のワイヤレス通信との違いは、物理層のデバイスの選択に高い自由度があることです。例えばキャリアトーンの種類によっては、圧電スピーカとコンデンサマイク程度のしょぼい装備で通信が可能となります。既存のスピーカシステムがある場合、環境音楽や構内放送に重畳してマルチキャストすることも可能になるでしょう。

自律/自立型ロボットなどへの応用の場合、キャリアトーンの音が小さくて拾えなければ自ら音源方向へ移動すればよろしい。

参考リンク:

電紙透かし/音響

http://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/hyoujun_gijutsu/denshi_sukashi/1_c_2.htm