カラオケ練習用オーディオ

ご存知でしょうか。

中高年には,独自のアングラコミュニティがあります。それはカラオケテープ流通です。何度もダビングを重ねられたアナログカセットテープが密かに流通しています。(貸し借りされている)

これは中高生の最新ヒット曲ダビングコミュニティと似たものです。あるいは,月曜日に少年ジャンプを買って読み終ったら友達の家に持っていくコミュニティとも似ています。

しかし違うのは,ソースです。中高生ではいわゆるオリジナルがCDであったりMDであったり,コロコロコミック最新号だったりするわけですが,カラオケテープの場合,

歌手の生歌を録音したテープ

の方がどうやら価値が高いようです。クラブに通う若者がDJのレアなセッションテープを大事に持っているのと価値観が似ているような気もします。

どこかの会場で密かに録音されたソースは大事に大事にダビングを繰り返して流通します。これらのテープはカラオケの練習に使ったり観賞用として聞かれたりします。

だからカラオケ好きなお父さんお母さんにラジカセをせがまれたら,ダブルデッキを必ず買ってあげてください。ダビング中にも音が鳴るものがオススメです。

今こそUSB接続可能なポータブルテレコが求められています。中高年の方々はデジカメを使いこなす中で「なんや知らんがこの線をつなげばパソコンに写真が入るらしい」という所までレベルが上がってきています。しかしながら巷に溢れるシリコンオーディオは使い物になりません。それは巻き戻し出来ないからなのです。操作ボタンも小さいし,液晶表示は白内障気味の眼に対しては拷問行為です。再生中なら再生ボタンがへっこまないとダメです。専用ソフトで曲データをやりとりするなんて,昭和のPCの概念です。(iTuneとかは良く出来ていますが)どうせすぐにバージョンアップし,古いデバイスに対応してくれなくなります。私もRIO300という古い機種で苦労しました。

いやいや愚痴はやめておきましょう。

とにかく中高年にバカ売れするに違いないテレコの機能をここに書いておきますから,オーディオテクニカさん,作ってください。お願いします。

・サイズはポータブルテレコ
・ステレオ必須
・液晶画面は不要
・操作ボタンは大きめで押したらガチャコンと引っ込むように
・「巻き戻し」「早送り」ボタンをつける
・記憶領域をA面/B面に分ける(片面23分)
オートリバース対応^^
・USBマスストレージ(ファイルはカセットテープのアイコン^^メールで人にあげられるように^^)

曲の頭出し機能はあれば良いですが,操作は再生+早送りで次の曲へ飛んで,飛んだら早送りボタンがボコンと戻ってくれないとダメです。

ようするにテレコのユーザインターフェースがシリコンオーディオラッパになる感じです。

可能なら,テレコ自体にこの機能をのっけても良いです。そうすれば,フラッシュ<−−>テープのダビングが容易になりますので。テープへのダビングについてデジタル著作権管理がどうのこうの言う人はまさかいないでしょう?

必要とされている中高年向けアイテムは他にもたくさんあります。また書きます。

懲りずに続き:惜しいなぁ。ステレオなら・・・を書いてみました。