gameという言葉には日本語における「試合」の意味があるですね。ていうか,基本はそういう意味だと思うですよ。
手元の英英辞書では,1番目の意味として
an activity or sport in which people compete with each other according to agreed rules
人々がルールに則ってお互いに競い合う,活動やスポーツ
と書かれています。もちろん子供の遊び,という意味のゲームもあるです。
日本でも野球の試合などでゲームと言います。しかしなぜか「マネーゲーム」という言葉は「真剣試合」という意味であまり使われませんね。わざとだったらかまわないと思います。マスゴミの知性の無さを嘆いても仕方が無いのかもしれませんが。
大昔,ノイマンさんのゲーム理論の本を図書館で読んだときに,そういうことを考えたもんです。懐かしいですなぁ。
さてさていつもの駄蛇足です。
商売では当たり前のようにゲーム理論を駆使しています。ただそれを「商売人の勘と経験」と呼んでいるに過ぎない場合が多いです。また,人的つながり,つまりコネを利用した取引などもゲーム理論的に取り扱うことができます。しかしそれを
商売はネェ,理詰めだけじゃうまくいかないのよ
困ったときに助けてもらう・助けてやる。コネみたいなものも最後には大事なのよ
などとほざくおバカさんがいて困ります^^
コネを利用するというアドバンテージも,
・どれくらいアテにできるか(成功率)
・利用できたとしてどの程度のゲインがあるか(期待値)
という風に数字(商売ならゼニの額)で表せることが必要なのです。そうでなければ,そのコネはただの
俺ってダチ多いんだゼ
という自慢話に成り下がってしまいます。さらにここまで言っても,
ほらほら結局,確率でしょ。つまりサイコロ・チンチロリンなわけよ。最後は勘と鼻。これが頼みの綱。
とか言い出します。こういう人は文字通り「運」だけでなんとかなっている部類の人です。こういう人の言うことは絶対にアテにしてはいけません^^それなりにお金を持っているなら,タカるだけにしておかないと,イザというとき捨て身で頼ってきますから^^
まともな商売人なら,そんなこと百も承知でしょ?タチが悪いのは,そういう手合いに限って,下っ端に対しては
数字で仕事しろ・数字で考えろ
と怒鳴って回っているんですからお手上げです^^
本来その先には交渉学なんかが広がる楽しい世界なんですがねぇ。