ラヂヲは金の卵

斜陽産業ラヂヲ局なんて,カネにならない。

どんな商売も,業種と業態だけで儲けが決まるわけではありません。同じ電機メーカでも市場では勝ち負けがあります。自動車しかり,食品しかり。

うまいことやれば不況下でも実業で儲けることはできるのです。そもそも不況とか,経済が悪いとかいうのは,全体の平均の話ではありませんか?好況においても倒産するところは倒産しますよね。

斜陽産業やこれから立ち上がる(かもしれない)産業に後ろ指さすのは簡単です。

ラヂヲもカネのなる木にしようと思えばできるはず。問題は,投下するお金と期待値の天秤なだけでしょ。なんでもそうです。

例えば米国の衛星ラヂヲは,いわゆる専門家の冷たい視線の中でも経営を軌道に乗せました。
http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/business/story/20030605105.html
いまやあるセクターでは大流行とさえ言われています。
http://it.nikkei.co.jp/it/sp/ces2005.cfm?i=20050109xj010xj&p=1
(若干ウソくさいですな)

ただ,国内の衛星ラヂヲについてはセントギガの悲惨さがあまりにも記憶に新しいため,ナニかもしれませんが。

国内の地上波ラヂヲは,テレビジョン放送の地上デジタルと合わせて,デジタル化が実施されるそうです。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/OPINION/20050310/157281/
(この記事ほんとかな。狼少年くさいな。)

地上デジタルテレビジョン放送がパッっとしないのは,デジタルチャネルを生かすコンテンツがないからでしょうか。それとも受像機の普及率が低いからでしょうか。地域カバー率が低いからでしょうか。

では地上デジタルラヂヲはどうなるでしょうか。やっぱりパッとしないのでしょうか。あるいはール イト ッポンのような新たな看板番組が生まれて一気に普及するでしょうか。ただの自己満足で終わってしまうのでしょうか。

いやいや,「どうなる」ではなくて「どうする」であるべきでしょうなぁ。

ラヂヲは,仕事をしながらでも聞いてもらえます。現実,小さな工場ではラヂヲ有線放送を流しっぱなしの所もたくさんあります。最近の若い工場ライン労働者は,マイスペースにラジカセ持込OKだったりしますよ。

けれどサラリーマンがデスクでテレビを見ていたら叱られるでしょう?だからテレビと同じ広告を流したってだめなんすよ。頭使えよ,クソ代理店。地元有力企業(例:ロ〜ム〜)からの寄付みたいな,聞いても何の役にも立たないしょ〜もないCMばっかり取ってくるなボケ。

ラヂヲから生まれたスターだっているんですから。た,例えば・・・角淳一(すみじゅんいち)だって,宮地佑紀生(みやちゆきお)だって,ラヂヲで人気に火がついた人たちです。なんかショボイ感じがするケドな。

・・・人の行く,裏に花道あり