信号

電気電子回路について考えていると,つい「信号」と言ってしまいます。回路上の信号が,ソフト上ではフラグになったりレジスタになったりします。

しかしながら最近は電気電子回路について全く知識が無くてもソフトウェアの設計に携われる時代です。ついうっかり,「信号」なんて言ってしまって相手の目を回してはいけません。

さて,街角にあふれる信号機についてです。あれの値段を調べていて,
http://www14.cds.ne.jp/~signal/index.html
を見つけました。楽しいサイトです。

ここを見ると小さな交差点でも信号機の設置には1箇所あたり100万円くらいかかると書いてあります。

で,例えば東京都では,
http://www.gikai.metro.tokyo.jp/gijiroku/keisyo/d3090023.htm
のようなところを見ると

平成十二年十二月末現在における都内の信号機の設置数は一万四千四百六十三カ所でありまして、平成十三年度におきましては、都内百五十カ所の信号機の設置予算を計上しております。

とあります。つまり1万5千箇所存在して,1年で150箇所増やす予算だというのです。単純に1箇所100万円をかけると,たったの1億5千万円です。

しかし実際には保守や更新で相当数の信号機が交換されています。結構な市場です。過去にその関係で談合が指摘されたり,キナ臭いですな。
先ほどと同じく東京都の資料をみると,
http://www.gikai.metro.tokyo.jp/gijiroku/keisyo/d3090069.htm
さっきと1桁違う金額が出てきます。むぅ。

さらに各都道府県は,信号機の遠隔コントロールも含めた「交通管制センター」を設置しています。
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/welcome/kansei/kansei.htm
お金かかってそうですね〜。そのお金がどこから出てくるのかはようわからんですが。

さて,
現場のおまわりさんを増やしたり,厳しい仕事に裏金じゃなくてちゃんとお給金を払うのは簡単なことです。

信号機調達,設置業者選定,保守業者,センター維持費から,談合を追い出させばいいだけのこと。

もうしばらくしたら長野県あたりで,トバ口を開いてくれることでしょうからちょっとの我慢ですぞよ。もし長野県で,信号機1箇所あたりの費用が半分くらいになったとしたら,全国の天下り予定者は,大変ですな。