自主退職制度

北関東方面から飛んできた相談です。

実質クマのプ〜太郎状態のごみためまんに,そんなまじめな相談を持ち込むこと自体がマチガイのような気がします。

今時リストラやってる会社って,すでにドツボだと思うんですがね。いわゆる手遅れ?

困り人:
40代男性

退職条件:
退職金にスズメの涙ほどの上乗せ。

居残り条件:
サラリー十数パーセントカット。
一時金支給(なぜかこれもカットされるらしい^^)。

困り内容:
まもなく制度に応じるかどうかについての面接がある。
退職/居残りどちらを選ぶべきなんだろうか。
この歳になって再就職はイヤ,というか無理なのではないだろうか・・・

回答例:
え〜と。まず,あなたには選択肢は無いだろう,ということを認識してください。
すでに「辞めて欲しいリスト」「辞めて欲しくないリスト」が作成され準備済みです。
従って,もしあなたが「辞めて欲しいリスト」に載っている場合には面接において,あからさまに再就職への虚しい応援歌が詠唱されるだけです。
まともな社会人なら一言聞けば理解できるコトバが投げつけられますのでご安心を。
そうでなくて慰留された場合には「辞めて欲しくないリスト」の一員です。
「辞めて欲しいリスト」の一員でも慰留されると勘違いしてしまう例を挙げておきます。ご参考まで。
・家族持ちなのに遠く離れた土地への転勤(銀行やら上級国家公務員ならいざしらず。)
・職種の変更(チミは営業職の方が向いているよ。資格を取って工場管理をやってみないか。)
・社内ベンチャの立ち上げに協力してくれないか(サラリーは半分からスタートだが,伸びればウハウハだよ。)

とにかく辞める自由はありますが,残る自由はありません。無理に残るとヒドイ仕打ちが待っている可能性もあるのでご注意を。

・・・

無い脳ミソをひねって考えれば分かることですが,リストラでなんとかしようとか考えるバカ会社がなんで自主退職とか早期退職とか言うのかちょっと考えてみてください。

・人大杉なら解雇すれば良いだけなのに・・・
解雇は法律違反でもなければ憲法違反でもありません。辞める自由があれば解雇する自由もあります。ほんとうにリストラしなきゃいけないような状況であれば,出るとこ出たって解雇理由になりますわね。
そもそも零細企業だったらお得意さんから大口の仕事を失注しただけで解雇ですわね。

組合費で毎月どんちゃんさわぎするだけの労働組合が,組合員の減少に歯止めが利かなくなってヤケになった後に,会社と結託した結果が変な退職制度ですよ。
・(交渉の結果)一時金を分捕りました〜!
・(交渉の結果)リストラ対象人員を減らしました〜!
2方面のメンツを立てているだけです。労働者は蚊帳の外。

とにかく40過ぎたら経済紙を読むとかして,もうちょっとオツムをなんとかした方がええですわな。

「辞めた方がいいのか残った方がいいのかどっちだろう」・・・・・プッ。←親身になって聞いて遣れよw