MS-DOS6.2セットアップ

DOS6でブートするフロッピーは貴重な感じがします。

VPC2004上でDOS6環境を構築したいのです。

どこへ片付けたのか,フロッピーが出てこないので困りました。

前にも同じことやったのですが,メモがないのでここにメモしておきます。

たぶん他の誰かがすでにどこかで書いていると思いますが。

材料:
マイクロソフトのサブスクライバダウンロードから入手した,
MS-DOS6.0(English)
MS-DOS6.2(Japanese Update)
および,実フロッピー1枚

インストール先:
VPC2004のバーチャルハードディスク(VHD)

1.VHDを作る
あんまりでかい容量はキケン。

2.DOS6.2Jのセットアップ起動ディスクを作る
MSDOS62V\DISKS\diskimg.batを起動する。Windows上でかまわない。

3.DOS6.0からファイルをフロッピーへコピーする
IO.SYS
MSDOS.SYS

4.DOS6.0からコピーした以外のファイルを削除する
まざるとややこしいのでキレイに消しておく

5.ツールをコピーする
FORMAT.EXE
FDISK.EXE
あたりを。これでDOS6.0で起動するフロッピー完成。

6.実フロッピーで仮想マシンを起動する。
VHDをマウントしておくのを忘れずに。

7.FDISKで領域確保
確保したら再起動。

8.VHDをフォーマット
FORMAT /S C:
コロンは,日本語キーボードならShift+セミコロンあたりで。
ここで仮想マシンがVHDから起動するようになる。

9.仮想マシンをDOS6.2セットアップ起動ディスクで起動
実フロッピーを使っても良いが,6枚もあってめんどうなので,
MSDOS62V\DISKS\DISKS\DISK1.IMG
あたりをキャプチャしてしまえば良い。

10.セットアップする
ディスク交換はイメージのキャプチャをするだけなので楽。
イメージの方が実フロッピーよりも爆速なのですぐに終わる。

独り言:
どういう意図なのか不明ですが,DOS6.2はアップデート版なので困ります。
またセットアップするには対象ハードディスクにMS-DOSのシステムファイルが無いといけないので困ります。つまり空のハードディスクではだめぽいです。いろいろチェックがあって困ります。
Windows98起動ディスクなどでfdiskするとDOS6あたりからはnon-dosに見えるのでformatできずに困ります。
フロッピーイメージファイルをホストマシン上でもマウントできるツールがあればもっと楽なのですが。←もしかしてあるのでは!?

応用:
いったんDOS6.2の環境ができれば,DOS6.2の起動ディスクを作ったりするのは簡単です。
大事に管理するのが吉だと思います。