防止すりゃいいじゃん

いわゆるギックリ腰になってしまうと,になります。

従って,リハビリテーションは無限に続いてしまいます。しかしながら,リハビリをサボって行ったり行かなかったりする方が,腰には良くないようです。

いずれにしてもボッタクラレることに違いは無いのです。

そんな中,整形外科医がこんなこと言うてました。

四六時中,患者さんを監視できるわけじゃないからね。
アンタだって,ついうっかり床に落ちた雑誌を拾い上げようとしたりするだろう?
意図せず重いものを持ち上げてしまうこともあるだろう?
それがきっかけでいつ誰がギックリ腰になるかどうかなんて誰にも分からんのだよ。

だったら,

姿勢や重心を四六時中監視して記録するロガー

を作ればいいんじゃないの?と思ったのでした。

24時間心電図計とか普通にありますしねぇ。御室にあるからオムロンさんもこんなステキな心電計を作っておられますし。

これだけモーションキャプチャ技術とか,おもちゃに使われるくらい普及している加速度センサとかあれば,屁の河童でつくれますでしょう?

ギックリ腰防止警報装置。

  • 理学療法士の指導の元で正しい姿勢をメモリーしてください。
  • 無理な姿勢を取ろうとするとピピピッと鳴ってお知らせします。
  • 同じ姿勢を長時間取っているとブルブル震えてお知らせします。
  • ストレスや疲労が溜まっている筋肉を液晶画面でお知らせ。
  • 万歩計機能内蔵。
  • 省エネ技術で電池も長持ち。
  • 日本腰痛学会推奨。(ウソ)

きっと誰かが既に作っているはずですが,見つけられません。

とにかく,「悪い姿勢」「長時間同じ姿勢」が原因の一部であり,それが再現可能なのであれば,

観測可能である限り防止可能

と考えますがいかがでしょうか。観測はテクノロジが実現してくれます。あとはヤル気と根気だけでしょう。

といわけで誰か早く作ってちょんまげ。

おまけ:
この用途については,加速度センサはイマイチ使い物になりませんよ,とここで後ろ指を差しておきます。なぜか?姿勢加速度を分離できないからです。アナデバさんも次はMEMSジャイロにロックオンしてますので,姿勢検出はジャイロで夏木マリです。

参考文献見っけ(2005.08.19追記)

<アマゾンのリンクの残骸>
ジャイロ活用技術入門―その原理・機能・応用のポイントを詳述

MEMS加速度センサ流行のチョイ前くらい?

(2008.10.05追記)

2004年に出てる特許に似たようなことが書いてありますね。

http://www.j-tokkyo.com/2006/G08B/JP2006-085262.shtml

携帯型障害予測報知装置

人体の動作について自由度を確保しながらも、当該動作に基づく障害が発生するのを予測して報知し得る携帯型障害予測報知装置を提供する。

機械的に検出する仕組みだと、使い物にならないということのようですな。

まぁ、22世紀の労災では、労働者ごとにこのロガーの記録の提出が求められるわけです。

放射線被爆量を記録するルクセルバッジと同じですよ。