右から左はダメ

To 元請

御社からご支給いただいた部品一式(部品表No.AAABBBCCC002)の中のパーツNo.ZZXXYYY-001の個数が2個不足しているため,基板実装作業が開始できないでおります。じつは他にも欠品がございましたが,当社在庫品などを充当しました。しかしながら該当パーツは在庫なく,出入りしている商社などにも声をかけてみたものの2週間以上納期が必要なようです。・・・・

これに対する回答。

To 協力工場

当社の出庫記録では該当パーツNo.ZZXXYYY-001は部品表No.AAABBBCCC002に記載の通りの個数で出庫されているようです。再度ご確認いただけませんでしょうか。

それに対する返事。

To 元請

再度確認させていただきましたところ,メーカ出荷のケースが未開封にて出庫いただいておったようです。1ケース12個入りで,1ケースでした。必要数は14個です。

情けないオチ。

To 協力工場

どうやら,当方にて検品作業漏れがあったようです。ただいま商社のケツを蹴り上げて不足分2個を超特急かつ大至急手配しております。御社に直送させますので,しばらくお待ち下さい。

検品の態勢がショボイとどうしようもないですな。しかしながら,いわゆる元請手配の支給品は,入庫したものをそのまま出庫することが分かっているので,検品が手抜きになってしまう気持ちもわからないでもないです。

どうでもいいんですが,部品商社の方はいつも巻き込まれて大変ですなぁ。

しかしこの手の話を解決せずして,どうやって極超短納期の世界が実現されているのでしょうか。フシギです。もしかしてコンジョー?