カラダの調子が悪い人は,人間ドックを避けた方がいいです。
ていうか,いわゆる検査や精密検査は患者の身体的負担が大きすぎます。ケンサする側の都合を押し付けるのはいい加減,やめてほしいものです。
正確性を期するため,とか検査時間を短縮するためとかもっともらしい理由を並べていますが,実際には
メンドウ
1日辺りの検査代金を稼げない
というような理由が本当のところのようです。ようするに検査装置の減価償却にみあった人数を捌くためだけに検査をしているのであって,決して患者さんの病気を見つけることが目的ではないのでしょう。つまり,「何かややこしい病巣が見える」と困るわけです。ややこしいものが見えたり,ひっかかったりすると,余分に詳細な検査工程が必要となります。だから曖昧な結果が出ないように陽性陰性の基準を決めたり,疑わしきは罰せずならぬ疑わしきは陰性,で済ませてしまうわけです。
例えば,車検を通ったばかりのトラックの保安部品が突然壊れて事故を起こすと,車検工場にもチェックが入る場合があります。ところが人間ドックで病巣や異状を見落としてその後で患者さんが亡くなったとしても,誰もチェックに来ません。そもそもそんなことをチェックしている人は一人も居ません。
とにかく,前日夜から絶食してください,とか。朝起きてからケンサするまで水1滴も飲まないで下さいとか。前泊して検査するにしてもこれは危険です。
なんらかの病気の要因という爆弾を抱えている人が検査すると,脳梗塞を起こしたりします。だってねぇ,脳梗塞発症予防として,水分をこまめに取るていうのがあるんですよ?
そういう話を,栗本慎一郎さんがテレビで話してました。生還すれば栗本さんのように証言できますが,そのままなくなっている方が相当数おられることは間違いありません。
私は、年に一度の「治療・検査入院」を終わって、退院する予定だった。
そして人間ドックの直後に亡くなると,ご近所さんはこう囁きあうのです。
もうちょっと早くドックに入っておけば助かったのかもしれないのにねぇ。
ごみためまんとしては,「ドックさえ行かなければ助かったのにねぇ・・・」だと思うのですが。
ところで,中内功さんも定期検診中に脳梗塞で倒れられたようですね。当然のことながらご高齢だとさらに危険が増します。
中内さんは8月26日、定期検診のため訪れた神戸市内の病院で倒れ、意識不明の状態だったが・・・
決して定期検診が脳梗塞の原因だとは言いませんがね。だけど病院で脳梗塞を起こすということは,検査のやりかた,設備,待ち時間などに問題があると考えなきゃしようがないですよ。
ていうか年寄りに,飲まず食わずで病院に来い,そして1時間も2時間も座って待っていろ,というのは,
ある意味で業務上過失致死
が疑わしいと思うのですがいかがでしょうか。