わたしゃマージャンやりませんけどね。ローカルルールが多いんですから事前に細かい確認がたくさん必要です。うんざりします。
さて想定内とか想定外とかよく言われますが,第三者にとってはどうでもいいことです。
問題は当事者同士でルールが曖昧な場合です。
今月中に受注がなければもうダメかもしれない。
こんな独白でもって「もう覚悟を決めた。」とか言っている人は,その時点でダメダメです。この独白には数字が足りません。周りにいる方には,大至急避難を呼びかけますね。
たとえ受注があったって,わずかな売上にしかつながらないのではダメでしょう。そもそも,何がどうダメなのか分かりませんね。すでに来月の支払いが焦げ付くのか,まだ大丈夫なのかなど。
そうやって冷静につついていくと,ある事実にぶつかるわけです。
言ってる本人が数字を把握できていない。
どんぶり勘定を悪く言うのは簡単ですが,どんぶりででも計算できている人はだいじょうぶですよ。先月は200万浮いた,その前は100万こげた,来月は300万いけるかもしれないけど人手がたりねぇな・・・・
有効桁数1桁でも立派に把握できています。しかし上の独白を吐いている人物は,それすら曖昧なのです。
だから実際には先月から自転車操業化しており,資金はすでに底をついているわけですな。つまりそもそも今月の支払いも難しい状態です。
本人は一時的には借り入れしてでも自転車操業を続けると息巻いています。
困りましたネェ。代々つづいた老舗でもあるまいし,300だかや400しか動かない商売に本気で取り組んだってどうしようもないですわね。
中長期的な投資をやるには損切り能力が必須だとよく聞きますが,商売でも同じなんですかねぇ。現状赤字なのにさらに借り入れして赤字を続けてどうやって借金を返すつもりなんでしょうかね。
商売を始めるときに,ドリカム的な未来予想図だけではなく,どこまで失敗したら損切りするのかもしっかり決めておいて欲しいものです。
そうでないとリアル人生におけるハコテン・ブットビはマジで恐ろしいものですよ。