身近な二重支配

昔のソ連など。中国は未だに共産党と政府の二重支配ですな。一体化しているようでしていない。微妙な力関係があるようです。

JR西社内に風通る日は? “目安箱”に社員ら反発

・・・西日本旅客鉄道労働組合JR西労組)は「(構想を)頭から否定するわけではないが、支社長が常に現場を回って意見を吸い上げる方が大事だ」と批判。

大きすぎる労組も二重支配の原因です。

・・・第一線の社員からも「現場長の頭越しになり、かえって職場の上下関係の溝を深める」「職場の信頼関係づくりが先決」などの声が上がった。

などと言っているのは労組の共通見解を受けた組合員だけでしょう。

実際,労組に加入していない労働者にとっては目安箱くらいしか手段がないのですよ。もちろん労組は

非組合員からの相談も真摯に受け止める

などと言っていますが,暗黙の了解で組合加入をもとめられますよね。これは,NHKの番組に出るには受信料を過去に遡って払わなければならないのと似た圧力です。もちろんそれは一般論で,JR西労組がそうであるとは言っておりません。

というか目安箱に投書されたからと言って上下関係の乱れや溝が深まるような職場だからこそなんとかしなきゃいけないわけでしょう?

組合が目安箱を批判する理由はもっと簡単なところにあるのかもしれません。タダ単に組合員の不正を現場から指摘されると困るだけなのかも。そう思われても仕方がないと思うのは私だけでしょうか。

もっと根本的な話をすると若者の大部分は,不満があろうが無かろうが,

目の前の言われた仕事を片付けてりゃいいんだよ。

という原則に従っていることも忘れてはなりません。この考え方はある程度正しいのです。私自身はそういう態度はスカンのですが。

野球選手にルールブックの問題点を考えさせるのはちょっと筋違いな部分があるでしょう?