ケータイで空売り→パチンコ/スロの衰退

ケータイで投資ができる時代ですナァ。

野村のファミコントレードが懐かしい。

さて,道ばたで株を空売りできる。数分後には濡れ手で粟です。あるいは追証の追憶

パチンコなんかよりよっぽど射幸心を煽ると思うんですがネェ。

いまやパチンコ/スロの当選確率は完全にコンピュータ制御です。単なるサイコロです。しかもプレイヤは一人。攻略本と称する雑誌は,それをあたかも誰でもが攻略可能であるかのようにはやし立てています。実際のところはよくわかりません。攻略可能であるなら自分で儲けておれば良いだけのことです。わざわざ人に教えるというところを見ると,つまりそれが割に合わないということを意味しているのでしょう。

競輪競馬自転車オート競艇にだって予想屋さんがいます。何十年も勤めてます。パチンコだってそういう商売があっても悪くはないでしょう。

パチンコ屋の業態のままで”空売り屋”を開けばよいのにな,と時々思います。ゲーム筐体でいうアップライト風の端末を並べて,端末上で「株式などを取引しまくる」だけです。空売り屋は取引ごとの手数料と入場料を取るだけです。手数料は一定の料率でマイレージも貯まります。

大きな利益を上げれば,場内アナウンスで「51番台さんフィーバースタート」と叫んでくれますし,端末のフレームに仕込まれたLEDライトがチカチカ点滅します。高級な空売り屋では,床下のネオンもピカピカです。もちろんフィーバーが始まれば手数料の値引き開始です。

のどが渇けばバドガールがバドを持ってきてくれます。軽食も可能。端末は防水防油対応です。

休憩場所の大型スクリーンにはデイリー・ウィークリー・マンスリーの儲けランキングがテカテカと表示されます。その横にはマイレージポイントで交換可能な高級ブランド品などが並びます。

さらに余分に入場料を払い,席が空いておれば,VIPルームなる個室にだって入れます。ソファで悠然と”空売り”できます。

騒音で耳がおかしくなることもありません。タバコの煙で目をやられることもありません。衣服がニコチン臭くなることもありません。トイレをガマンしなきゃいけない確率変動もありません。

”空売り屋”の大きな特徴は「その日限りで精算する」ことです。店を出る時には,現金の束を紙袋に無造作に放り込んで持ち帰ります。すっからかんになったら特別融資コーナーで借金して帰ります。

え?「その日精算を除けば,証券会社の投資スペースと同じじゃないか」って?

あらそう。

これのどこが賭場と違うのか,3日間考えましたが分かりませんでした。違いは親の総取りがないだけですか?

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