楽して儲けるスタイル♪

子供のころからのギモンです。

固定時給で働く場合,可能な限りサボった方が得じゃないの?

実際,学生時代に経験したコンビニでの深夜バイトでは,他のバイトさんはお店の売上がどうとか接客の感じの良さがどうとかよりも,

「やらなければならない仕事を」如何に手早く済ませて,可能な限り「やらなくても良い仕事はやらない」

ということを徹底しておられました。もちろん,店長が居る時間帯ではそんなことは許されません。

手が空いたらやることは山ほどある。

これは小売業だけの鉄則ではないはずです。しかしながら,実際問題として,バイトやパートの時給が「働きぶり」で上がったとしても時間当たり20円だか30円です。そんなことのためにがんばるのは「おしん」さんだけではないでしょうかね。

長い間サラリーマンも実質固定時給でした。出る杭が打たれる環境というのは,「みんなでギリギリまでサボろう」というメッセージなのです。

例えば10人の部署で,誰かが「効率化」と称して5人で仕事が回るようにしてしまったら,どうなりますか?提案者は社長賞でも貰えるかもしれませんが,残りの5人はどうなりますか?おそらく部署の長は提案者を抱き込んで,自分だけは保身することでしょう。

首を切らずに全体最適化などとばかげたことを言う人は,「残りの5人には別の仕事をしてもらえば良い」などと教科書的回答をします。しかしながら,事業が拡大傾向でなければそんなことは成り立ちませんし,そもそも経理マン営業マンに簡単に変身できたりしませんね。

素朴な疑問とかぶるのですが,

生産性を向上しつつ,首を切らない,というのは意味がわかりません。

社員のことは考えずにガイアのことばっかり考えている例の会社でも,工場でバリバリ働いていたものの昇進ポストが無かったベテラン社員を清掃専門の子会社に異動させたりしているようです。

例えば,医薬品関係,不動産関係や飲食店など,売上/利益が上がらなければ即クビの業界は昔から変わりません。世間で言われていた「終身雇用制」というのがそもそも幻影だと思います。あるいは例外中の例外。

小学生のころに習った社会主義国の説明はこんなものでした

ソホーズコルホーズあるいは人民公社では,一所懸命働いても働かなくても,一定の配給によって食料や住居が得られるため,労働者の労働意欲や生産性が低下し・・・

いくら働いて業績が上がっても大して給与や賞与が上がらないサラリーマンの話を見聞きするたび,日本は本当は社会主義なのではないのだろうかと考えた人はごみためまんだけではないはず。

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中国ビジネスのススメ第252回「サラリーマンは、気楽な稼業と来たもんだ」