自動車産業がゴールではない

もっとも進んだ生産システムを抱える産業はずばり、繊維産業です。

まともに生産技術のオベンキョしたら誰でも知ってることです。

聞きかじりとの差はそこで出ます。

トヨタ自動車の親会社はどこか知ってますか?

ans.豊田自動織機

産業革命のころ工業の主役は?

ans.繊維機械

自動化の究極は、人減らしではなく、無人化工場です。野麦峠の世界遺産推薦を思い出すまでもなく、昔はなんでも手作業だったのです。

だまくらかされて、トヨタの工場を見学に行っても無駄です。あれは真の自動化ではなく、自働化です。つまり、一定の人数で最大限の生産性を維持するための成功例でしかありません。だまされてはいけません。

真の自動化、

・無人連続運転

は繊維機械の最先端でしかお眼にかかることができません。残念ですが。

繊維も自動車と同じく裾野が広いです。糸を作る、糸を紡ぐ、糸をつなぐ、糸を巻く、撚りをかける、染める、織る、縫う、編む・・・

そのどれもが恐ろしいほどの無人化を達成しています。

見学するなら最先端の繊維関連の工場です。本当に自動化に興味があるなら、の話ですが。

ちょっとまぬけをさらしている記事の例:

現代のソフト開発の生産性は1920年代の自動車産業並

わざわざ一般受けを狙って”自動車”と書いているのなら良いのですがね。