正気なら運転なんかしない

飲酒運転撲滅キャンペーンを見かけました。

飲酒運転で引き起こされた悲惨な事故やその被害者、遺族のおっしゃることはもっともです。

飲酒運転して事故を起こすような連中はバンシに値すると、ごみためまんも思います。

その前に懺悔しなければなりません。崇める神さんはありませんが、私も、飲酒運転を何度か犯したことがあります。やってしまったことは訂正できません。いくら反省しても訂正できません。

さて、ここ数年はまじめなドライバーである私ですが、思うところがあります。

ちょっと踏み間違えただけで暴走する自動車。

たった数十キログラムの人間を運ぶだけを考えれば無駄に大きな馬力と重量。

平均時速10キロメートル程度しか出せない都会を走る車の最高時速は150キロメートル。

制限速度は高速道路以外では20km、車体重量は100キログラム以下、排気量は50ccに制限してしまえばよいのです。50ccでも大きすぎるかもしれません。

私は安全運転の先生になれるくらい安全運転ですが、それでも1ヶ月に数回はヒヤリハットがあります。つまり数年に1度は重大事故を起こす可能性があるということです。もっと安全運転にすると、後ろから追突されるリスクが高まってしまうでしょう。

仮に減らせたとしても、数年に1度の重大事故リスクが十数年に1度に伸びるだけのことです。いずれは起こすか巻き込まれるでしょう。

ドライバーならだれもがそのリスクを感じています。

自分が100%気をつけても、後ろから追突されたら前を歩く歩行者を轢き殺してしまう。

それは無駄に重く、無駄に馬力があり、無駄に頑丈な外装が原因です。

軽く、弱く、フワッフワの車体なら、ぶつかっても大丈夫でしょうか。

いいえそうではありません。人対自転車の事故を見てください。人間はあまりにもモロイのです。

カンペキな対策はありえません。しかし現状よりも数万倍マシです。

いいですか、25cc程度の馬力で人ひとりを運ぶ乗り物を想像すればよいのです。1時間に20キロメートル進む。乗り心地は、そこそこ。さいたま~~!!から都庁まで1時間です。そして事故はおきない。死亡事故はほとんど起きない。渋滞もない。燃費はガソリン換算で40キロメートル/リットルを超えます。そりゃもちろん電気で走ってもいいですよ。手漕ぎ足漕ぎでもいいんじゃないですか!?

やっぱり安全のためにドイツ車

このコトバに対する違和感の源泉はどこでしょうか。

1トンもあるワゴン車の隣を安全に走りたければそりゃぁ戦車の国ドイツ製の乗用車に乗りたくなるのは理解できます。だけどどうせタンクローリー相手ならただの走る棺おけでしょう?