所詮うちは消耗品ビジネスなんで

なるほど消耗品なら、食品などと同じ内需向け安定産業ですね。

しかしこういうコトバを発する人は、消耗品ビジネスを必ず自虐的に使います。

よくわかりません。

ガソリンスタンドだって消耗品ビジネスです。ティシュペーパーも。

掃除機の紙パックだってそうです。電灯も。ライフラインもそうですね。

どれも安定産業だと思うんですけどねぇ。

ティシュペーパーは完全消耗品、I型消耗品ビジネス

掃除機は不完全消耗品、Ⅱ型消耗品ビジネス

とまぁ名づけるとして、自虐的な人は、Ⅱ型のつもりらしいです。

掃除機本体の開発者と、紙パックの開発者は別々ですね。

で、自虐的な人は大抵、本体の開発者なんです。

本体はほぼ赤字、紙パックで利益回収というモデルの場合、本体開発者のモチベーションは下がりまくるということなんですかね。

安定産業なので、競合他社とも談合が出来上がっています。

まぁ世間知らずの社外取締役連中などは、新規開発でシェア拡大などと息巻くわけですが、談合は販売現場の代理店同士で行われています。

いまどき、単一セクタの製品を一社のみ取り扱うなんてことは皆無なわけです。ナショナルショップじゃあるまいし。

理由は簡単で、消耗品ビジネスとしては、多数の会社の消耗品を扱う必要があって、当然本体も取り扱い一覧に載せておくだけのことです。

後発メーカーでじわじわシェアを上げているメーカーだって、製品が優れているからとか広告戦略がうまくいったなんてことはほとんど関係ないわけです。

所詮は代理店の都合です。トップメーカーの仕切り価格を下げさせるためには、2位3位のメーカのシェアを上げさせるのではなく、4以下5位くらいのシェアをズドンと引き上げるのです。

というような漫画をどこかで読んだ気がするのですが、なんだったか思い出せません。島さんか?

とにかくまぁここに書いたようなあきらめきったことばかりを並べるのも結局、出来ない理由の大合唱の一類なわけです。

少なくとも自虐的なコトバは対外的にあるいは若者に対しては発してはならないでしょう。