プログラマーには派遣期間の制限なし

なるほど、いろんな迷信があるもんですね。

数年前から、3年の制限がなくなりました。もともと通達か何かで決まっていただけの制限ですから、制限が廃止されたことで原則が変化するわけではないのです。

ところが実際には、

ワーイワーイ、ITケー技術者は派遣期間無制限。派遣しまくりボンバーだよ~~ん。

と口入屋連中はもろ手を挙げて大歓迎。

イタイですねぇ。

派遣で1年以上仕事をさせたあと、その仕事をする正社員を雇うときには、派遣社員を優先して登用しなければならないという原則は変わっていないのです。

つまり、派遣社員同士で仕事をローテーションしたり、新しい派遣社員に引継ぎをしたりするのは、グレーでなくてクロなのです。

しかし現場の連中の理解はこうです。

ITハケンは無制限だっつーの。何ワケワカなことほざいてんの、このおっさん?

もちろんごみためまんの勝手な解釈ですから、信じる信じないはみなさんのご自由です。

ただし、ウチの会社の総務の見解では、とか知り合いの弁護士の話では、などの伝聞をアテにしているあなたがたも同じ穴のムジナです。

ほんとうに派遣期間無制限がデフォルトなら、ハケン関連の法令はみな無意味なのです。

ただ、「そういうふうに解釈できますんで皆さんどうぞ暴利をむさぼってください」という官の誘導であったことは否めません。時期を考えれば、つまり不正会計問題などが炎上していたことを考えれば、おわかりになるでしょう。

最近似たような話で、英会話学校の補助金が話題になっていました。国から補助金を出しますよと、それで大もうけしてください。代わりに関連団体作ってね、と。

サルトビサスケはこのあと吊るし上げられておしまいですが、そういう連中はのうのうとこれからも甘い汁をすって太っていくのです。