リスク回避というリスク

派遣切りは短期間の契約更新。

そういう話でもめているそうです。

1000人切った某社が、次の日には別の派遣会社に別のプロジェクト名目で1000人の募集をかけていたらしいですね。

50万人の派遣切りの実態もそんなところなのではないでしょうか。

50万人切って、50万人雇う。ただし別の会社経由で。

一定期間以上派遣社員を遣うと、正社員に登用しなければなりませんので、体裁としては仕事を終わらせないといけません。

プロジェクト名を変えれば書類上は別の仕事なので、”継続的に同じ業務に派遣社員を派遣してはいけない”要件も回避できます。

もちろん指導しているのは労働行政です。

社会保険事務所が標準報酬をごまかす指導をしたのと同様、官による誘導です。

ある人は、一部の人がちょっと失業期間を体験するだけで、平均して50万人の仕事を提供できているならいいじゃないかと言います。

それなら法律なんていらないわけです。口入屋を合法化して復活させればよろしい。それが特定のあやしい団体の資金源となり、麻薬や覚せい剤が蔓延する温床になってもかまわないのなら。

口入屋をただのピンハネビジネスだと思い込まされている人が多すぎます。覚せい剤を打てば寝ない労働者が簡単に用意できます。使い捨てです。法律と取締りの底が抜ければあっというまにそういう世界が口を開いて待っているのです。