子供に金融教育するのがなぜ悪いのか

すぐに応用するのを止められないから。

フナの解剖を授業でやった後、小川で釣った鯉を解剖したとしてもそりゃ捌いて食うんだから問題ないですわな。

ですが、

借金がいかに恐ろしいか

を教えれば教えるほど、

そうか!(ピコーン)

じゃぁ気の弱い金持ちのXX君に無理やり金を貸して、毎週金利を取ればいいんじゃない?

貸し倒れの心配もないし!

と考える輩が沸いてくるからです。金を貸すことも金利を取ることも犯罪ではありません。無理やり貸すのがいけない理由を教えることができるでしょうか。

# 文科省の学内恐喝事件発生件数のグラフが右肩下がりならば、この手法の普及のせいかもしれません

そこで、

未成年同士の契約は保護者の同意がなければ無効だから、友達同士で金の貸し借りは禁止。

などという説明はそれこそ子供だましです。

貸し倒れのリスクがあっても、何人もの同級生に分散して金を貸せば立派に成り立ちます。

# 投資教育における”分散投資は○”という馬鹿の一つ覚えを参照

うまい商売ですから、いずれ競争相手が現れて、金利の値下げ合戦になるかもしれません。

そんな中学生日記のネタのような状況で教室が混乱して初めて、金融教育が効果をあげるのだと思います。

いろんな事件が起きてごちゃごちゃしてる学校ほど、出て行く生徒の生活力は向上するということでしょうか。その代わりテストの成績は悪いかもしれませんが。