大容量リチウムイオン電池を普及させてはいけない理由

大事故を引き起こす時限爆弾だから。

     


   

 

   

ポケットの中のケータイや、テーブルの上のスマフォが破裂発火発煙事故を引き起こすたびに、

     

   

使い方が悪いんじゃね?

        

海外製リチウム電池はクソだからなぁ

        

まともな充電管理をしてないから・・・

     

などと見当違いの指摘をする声が多数聞こえてきます。

     

正しい使い方をしないと、どんな道具も危険ですが、突然爆発するとなると「バカに包丁」とは意味が違ってきます

     

国産のものも、多くの部材が海外調達となってきています。

     

充電管理ICは多くが国産です。アプリケーションノートに安全率を上乗せするのはどこぞのコスト意識が低い国の技術者だけではないでしょうか。

     

 

     

さて、個人的には、

     

   

ブラウン管だって、

        

粗雑な品質のものはしょっちゅう破裂してたじゃん

        

品質が上がっていけば、大丈夫じゃね?

        

つか便利だし

     

と思うのですが、そうかといって、

     

   

危険物でできたものを慎重にパッケージングしたからといって

        

これは安全です

     

と言い切るのもどうかと。たとえば、危険なサブプライムローンを証券化した商品を「安全かな?」と信じ込んでしまうのは勝手ですが、こけた後の尻を拭くのは誰でしょうか。

     

 

     

現状の輸送規則の分かりやすい説明:

     

リチウムイオン電池(※) の輸送規則改訂に関するお知らせ

     

   

(5) 各包装は1.2mの落下試験に合格すること。

     

 

     

乗員さんの不安:

     

alpajapan.org

     

   

UPS B747-400 ドバイ近郊での墜落事故

     

消防庁の規制緩和のデキレース(開催中?):

     

fdma.go.jp

     

 

     

 

     

個人的には落下試験機関連をブル判定としたいところですが、気づくのが遅すぎた感じがします。

     

 

     

※ごみためではEV搭載の電池が発火発煙事故を引き起こした事例について情報を募集しております。おそらく報道管制されているので、乗りたくもないEVを押し付けられたタクシードライバーさん、官公庁の末端職員の皆様、情報をお待ちしております。

   

 

   

(2011.09.02追記)

   

電気二重層キャパシタに幻滅し、リチウムイオン電池の危険性にビビってしまったアナタにとっておきの情報があります。

   

FDKのリチウムイオンキャパシタ

   

http://www.fdk.co.jp/cyber-j/enecapten/safety.html

   

   

リチウムプレドープ型ハイブリッドキャパシタのリチウムイオンキャパシタ EneCapTenは、正極に酸化物を使用していないため、熱暴走が起こらず安全性 に優れています。

   

(2011.11.13追記)

   

いつものことですが、メリケンGメンが先に動きました。

   

U.S. probes battery safety after Chevy Volt fire – Business – Autos – msnbc.com

   

   

シボレーボルト出火。

   

 

   

米当局、EVの電池調査=GM「ボルト」で発火 (時事通信) – Yahoo!ニュース

   

   

【ニューヨーク時事】米運輸省の道路交通安全局(NHTSA)が電気自動車(EV)に搭載されるリチウムイオン電池の安全性について調査していることが11日、分かった。米メディアによると、自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)のEV「シボレー・ボルト」が、NHTSAが定期的に行う衝突試験後に発火したことを受けた措置。日産自動車など、EVを発売もしくは計画している他のメーカーからも情報を収集しているという。

(2013.1.12追記)

〔アングル〕米ボーイングBA.N787型機のトラブル、リチウムイオン電池の安全性への議論高まる  マネーニュース  最新経済ニュース  Reuters

バッテリーの専門家であるトム・ゲージ氏は「電気自動車はまだ目新しいこともあって、発火事故があればガソリン車よりも注目される」と指摘。重要なのは、ガソリン車と同程度に安全かというであり、これが目指すべき目標だ」述べた。そのうえで、ガソリン車と比べた電気自動車の安全性を判断するには、まだ十分なデータがない、と話している。

充分なデータを集めるためには人柱が必要というわけです。

 

(2013.03.27)

リチウムイオン電池溶ける=PHV充電中に―三菱自 (時事通信) – Yahoo!ニュース

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三菱自動車は27日、家庭用電源で充電できるプラグインハイブリッド車(PHV)「アウトランダーPHEV」で、リチウムイオン蓄電池の一部が熱で溶ける不具合が見つかったと発表した。神奈川県内の販売店で充電した出荷待ち車両から異臭が発生し、内部を調べたところ、不具合が21日に見つかったという。

サヨナラ・スリーダイヤ、ということで。