カネを払って、時間を潰し、座っているともらえるもの

いろいろありますね。

 

 

テレビ番組で、

 

   

番組の途中で表示されるキーワードを組み合わせて

   

番組の最後にお知らせする電話番号に掛けていただくと

 

   

プレゼントに応募できます

 

的なものを見かけます。

 

クリック広告では以前から、

 

   

Flash広告動画を最後までご覧いただいた方に

   

特別プレゼント!

 

というものがあります。

 

 

 

先日ふと、「そういうもの」の最典型に気づきました。

   

毎朝出席を確認され

   

ぼさーっとおじさんばさんがしゃべっているのを聞いていると

   

年に1回ハンコがもらえる

 

というようなものです。

 

大学でも同じです。

 

   

講義に出席し

   

ぼさーっと話を聞いているフリをして

   

座っていれば

   

一定期間ごとに単位がもらえる

 

 

 

教育現場では、「まじめに聞いて吸収できているか」をハカるために、視聴者キャンペーンやクリック広告と同じ手法が用いられます。

 

   

教室や講義に出席した者にだけ分かる

   

符丁のような事柄を

   

試験などで確認する

 

講義ノートをコピーして配布したり、過去の符丁が知れ渡ると効果が薄れます。

 

論文形式の試験や、討論形式の面接試験を併用したりして、”コピーキャット”は簡単に見抜けるようですがコストが問題となるようです。

 

 

 

教育現場では

 

   

コストと時間が合わないので

   

現状の効果確認手法で仕方がない

 

という認識だと思うのですが、この問題、本質的には何をやっても解決できない気がします。

 

# 他人の頭の中身は見られない

 

“天才”といわれる科学者の伝記などを読んでいると、必ず

 

   

幼少期の教育現場で

   

先生の反感を買った

 

というような記述が見られるからです。

 

天才でない人は天才を見抜けないので、仕方がないと思いますが、そうかといって

 

   

秘密結社が全国の教育現場を回って

   

天才君を発掘する

 

という事業ですら、はたして効果はあるのかという疑問も感じます。

 

結局人類は多くの才能をドブに捨てているのだろうと思います。