ケーススタデーイング:対ダイムラー・ネガティブキャンペーン

モンハンホ~の1ヶ月限定ネガキャン?そんなのしょぼいしょぼい。

 

 

対ベンツへのネガキャンはもっと洗練されていて、大規模です。

 

たとえば兵庫県を中心に、ラジオ網にて中高年女性に以下のようなDisワーヅが蔓延しているとの報告が挙がっています。

 

   

踏んだらベンツ(ふんだらべんつ)

   

用例:

   

「きょうは踏んだらベンツでダイキまで行ってきたわ」

 

 

 

これは本来自転車を指す隠語ですが、暗に

 

   

ベンツなんかチャリンコ以下

   

でかいからジャスコの駐車場に止めにくいし

   

エコカー減税にならんから軽の10倍くらい税金かかるし

   

無駄に燃費悪いから地球に優しくないし

   

標準ナビが腐っててモッサリしててしょっちゅう勝手に再起動して使い物にならない

 

というような批判を含んで広めているわけです。

 

奥様層にひろまっているということは、そのご主人の購買意欲がいくら高くても、ダッホンダダメハツスズーキケー自動車関連税脱法フォームファクター)に勝てないというわけです。

 

 

 

そして昔よく見聞きした、

 

   

郊外の女子大に通う娘のために

   

安全安心で丈夫なベンツでも買ってやるか

 

という成金シャチョさんの財布の紐もしまってしまうわけです。

 

なにしろ当の娘さんも、オカンが毎日のように

 

   

ふんだらべんつ~ふんだらべんつ~ふんだらべんつ~

 

と念仏のように唱えるものですから、

 

   

ベンツ=おかんの乗り物=ダサイ

 

という刷り込み効果すらはっせいしてしまっているのです。

 

 

 

このようにじわじわと、しかし着実に購買層を切り崩していくこの手法こそ、内需維持ニポーン企業の真骨頂なのであります。

 

 

 

類似用語:

 

   

こいだらボルボ