非連続都市伝説シリーズ:ハイレゾ用オーディオ機器は詐欺商品

よくわからない主張を見かけました。

 

いわく、

アナログのスピーカやヘッドホンに

ハイレゾ云々はそもそも関係ない。

にも関わらず

スピーカやヘッドホンに

「ハイレゾ用」というシールを貼って

売っている国内メーカには失望する。

というような主張。

CDAの44.1kHzのサンプリング周波数の半分の22kHzまでのf特がフラットだとは言いませんが、それに対応したスピーカはせいぜい22kHzまでの音を-3dbで再現できればいいのです。

かりにハイレゾ音源でサンプリング周波数が192kHzなら、スピーカーは頑張って96kHzで-3db、最悪でも-6db程度で再現できないといけません。

前者よりも後者の方がたぶん作りにくいので高価になる気がします。

無理にフラットな特性にしてもひずみが出て、インゲンの耳がそれを感じてしまうかもしれません。

量子化ビット数も同じです。ダイナミックレンジの再現性を高めるには高価な製品になりがちです。

というわけで、CDA向けに作られたオーディオ機器が、ハイレゾオーディオでも問題なく使える場合というのは、単にオーバースペックな製品だということです。

一般的な民生用機器ではありえないことです。

プロ用の機器では元から民生品用のハイレゾ領域の再現性を持つものがあるでしょうが、それと”ちょっとお高い民生品”を比べるのは、比べる方の常識を疑います。

 

オーディに詳しくもないのにえらそうなことをかいてみたの巻。