不連続都市伝説シリーズ:家庭ごみはステーションに出すのが常識

それはたぶんリサイクル先進国ドイツのリサイクル品収集ステーションと混同しているだけ。

 

朝日新聞デジタル:戸別方式、有料化まだ…異色、大阪市のごみ収集 – 環境

収集の有料化もしていないのは大阪だけだ。ごみ行政の「ガラパゴス」の行方を探った。

自治体業務としては、戸別収集がデフォルトのはずで、都市部でおこなわれるステーション収集は、

収集車が入れない路地に面するお宅は

お手数ですが、収集ステーションに出してください

というだけのことです。

どちらがコストがかかる云々は間抜けな議論です。

結局、自分のところと収集方式が違う自治体を

「うちと違うから、バーカバーカ」

言ってるだけで、ただの世間知らずですな。

そもそもステーション方式ではマナーを守らないDQN住民が数軒あるだけで、阿鼻叫喚の状況になります。

 

ちなみにほとんど廃止されてしまいましたが、ごみ管路の町もあります。

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⇒効率云々ならこれが一番効率が良い。ただし机上の空論。

 

住民税がじわじわ上がってもごみ減量努力に対するインセンティブが働かないので、有料化は、してインセンティブを働かせているだけのことです。

船で中国へ運ぶようになって、粗大ごみ問題が下火化したように、インセンティブはお金で効かせるのが一番なのです。

 

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ごみ収集にまつわる強力な伝説としては、以下もあります。

町会費(/町内会費/自治会費)を払わないと

ごみ収集してもらえない

これをかみ砕いて説明すると、

町内会が設置した収集ステーションは、

町会費を払っていないとごみを出せない。

自治体の収集車はステーションのごみしか

集めないので、ごみを収集してもらえない?

ありないですが、自治体によっては、

収集ステーション以外のごみなんか

いちいち収集してられっかよ

と真顔で主張してしまうところがあるようで、訴訟問題に発展していたようです。

 

ごみためまんなどは子供のころ、半ズボンをはいて小学校へ向かう前に、家の前を通るごみ収集車に自らごみ袋を放り込んだものです。

ごみは家の前のポリバケツにはいっているので、子供でもできるのです。

収集車のおっさんも、安全に気を配りながら、子供に放り投げさせていました。

極端な話、小中学校や高校の児童や生徒が、形式だけの公園掃除をする代わりに、当番制でごみ収集してリヤカーで焼却場へ持っていくだけで都市部の収集業務はほとんど済んでしまうという試算があるくらいです。(独自研究)

 

ステーションでごみを収集している収集車に家庭ごみを持って行って渡せば拒否されることはないので、

自治会費払わないとごみ収集してもらえない

などというのは世迷言だということは2秒でわかることです。

ただし、朝早く出勤して家を空ける人などは週に数回のゴミ出し日ごとに会社を遅刻するのが困るかもしれません。

しかしその程度の問題です。面倒なら、自治体に電話して戸別回収を依頼すればよいだけのことです。自治体はそれを拒否できません。

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町内会や自治会運営には非常に問題が多いので、廃止しなければなりません。ロードークミアイよりも使い込み体質がひどいですから。

例えば最近地方議会議員の政務活動費の使い込み問題がブームになっています。領収書のチェックが甘いとか、会計検査がないとか。

そうやってつついている市民の側では町内会費や自治会費の会計検査は誰がやっているでしょうか?そこで甘い汁の吸い方を覚えた連中が市議会議員や県外議員に成り上がっているのが実情ではないでしょうか。

 

また、選挙違反の温床であり、コミュニティ内いじめの温床でもあります。

秩序を守ったりする良い方へ働いている場合は良いのですが、いったん悪い運営者が多数を占めると、厄介どころではなくなります。

 

参考リンク:

自治会・町内会は、国民を無知にするための制度 – Yahoo!知恵袋