お奈良の観光業が盛り上がらないコマカイ理由

いろいろあります。お奈良をdisるつもりはなく、「いけてない観光地のいけてないところ」の一般論としてお楽しみください。

 

京都と比べるのが恥ずかしいくらい、観光が盛り上がらないお奈良ですが、

ホテルが少ない

などというミスリーディングがなされていることに首をかしげてしまいます。

 

ほんの数回、お奈良を観光してみても分からないかもしれませんが、10回くらい訪れているとなんとなく分かってきます。

ここでは個人旅行者視点で書いておきます。

 

・駐車場の料金が無駄に高い

申し合わせがあるのか1回500円未満の駐車場が存在しませんw

# 例外はコインパーキング

観光地の駐車場経営者がどういう類の人たちか、という話題は多くの観光地では過去の話になっていると思いますが、お奈良は例外の一つです。

大阪や京都のように地下鉄や市バスでメジャーな観光地をめぐれるようになっていないお奈良では、4か所廻るだけで3000円くらいかかります。

要するに観光バスで来いということなのでしょう。

 

・駐車場内の「ここでUターン禁止」

椿で有名な、しかし訪れる人は少ない言わば穴場の寺の山門前の個人経営の駐車場では、料金が駐車場内にしか表示されていないためか、駐車場に進入してから

1回700円の張り紙

に気付いてUターンする客が多いわけです。外に700円の張り紙をしたら、客は半減するでしょう。そういうご商売なわけです。

さらにその張り紙の横には

駐車場内でUターン禁止

の張り紙もあるのですが、ドン尽きなのでどうしようもないですね。バックで戻れるのは後続車がいない場合だけです。

でまぁこのあたりまではどこの観光地にもある風景です。

奈良の特徴は、狭い駐車場の入り口付近で、なんとかUターンして退散しようとする乗用車に、駐車場経営者のご婦人が近づいてきて、

「人さまの土地に勝手に入って

Uターンするなんて

迷惑だからやめてちょうだいね」

わざわざ言いに来るのですw

そんなこと言われたパンピーは、この椿で有名な寺にはもう二度と来ないでしょう。

 

・ロクな食い物がない

柿の葉寿司くらいしか思いつきませんな。

たとえば有名なお寺の横に、観光客相手に柿の葉寿司を出すそば屋(チェーンの柿の葉寿司店が経営)があったのですが、あきらかに前日以前の売れ残りの柿の葉寿司(冷蔵庫で保存してるからパサパサ)を平然と客に出したりします。

近畿でまずいそばやうどんの店があるのは奈良だけではないでしょうか。(意見には個人差があります)

うまいそばやうどんを出すのは難しいと思いますが、まずいそばやうどんをどうやったら作れるのか、不思議でしようがありません。

 

・コンビニの店員がおかしい

コンビニだけでなく商店や土産物店でも店員がおかしいです。

県外からの客を見分ける能力を駆使して、レジで地元の客と雑談を続け、県外からの客を5分くらい待たせます。

これが大阪の地元密着のコンビニであれば、ジモティと雑談を続けながらも次の客のレジをこなします。

ジモティ客も「商売優先」を理解していますので、次の客の邪魔にならないよう横にどいて、店員は次の客の対応をしながら雑談をします。

奈良は違うのです。レジに行列ができようが急ぎませんし、急いでいる雰囲気も出しません。店長だけがせかせかしています。

なぜなら奈良のパートタイムアルバイトは、金に困って働いているのではないからです。土地持ち権利持ちでひまなのでバイトして時間をつぶしているだけなのです。県外からの客は暇つぶしの邪魔なのですねw

さらに県外からの客を心底見下しており、態度にそれが出るのでしょう。

高級ブランド販売店の店員がそういう態度で、貧乏な一見客をあしらうなら理解もできるのですが、コンビニや観光客相手の店員がそんなことでは、見込み客はどんどん逃げてしまいます。

たとえば神戸や六甲の観光地も奈良同様、それなりにハイソな人が店員をしているわけですが、お奈良とはかなり印象が違います。観光というのは場所や施設が客をもてなすのではなく、ヒトがもてなすわけですから、違いはその辺にあるのかもしれません。

他に強く印象に残っているのは、道の駅併設の生花販売所で、

お供え用の花なんかこんな時間に

残っているわけないでしょう

と言い放ったお奈良県民の店員です。忙しくてちょっとイライラしてつい切れ気味に言ってしまったのではなく、平然と言うのです。

こういう人たちを多数みると、

大阪人が商売上手なんじゃなくて

お奈良県民が商売下手すぎるだけちゃうか

という気すらしてきます。

商売というのはモノを売り買いするだけではないのです。

気持ちよく金を使っていただくという

他では経験できない

素晴らしいエクスペリエンスを提供する

これが理解できないお奈良の観光業に明日は来ないでしょう。

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若いうちに都会に嫁いだおばちゃんが必ず言うことですが、

田舎のヒトは

意地が悪い

これに尽きるのかもしれません。

個人的に、お奈良観光を他の人にはおすすめません。