宝くじを貧乏税とか言ってバカにする人には2種類いる

ような気がしないでもない今日この頃。

 

1.過去にギャンブルで痛い目を見た人

正確には、

痛い目を見て

オノレの射幸心を

理性で抑え込むのに成功した人

=ギャンブルからスッパリ足を洗った人

ですね。

宝くじはギャンブルではない

という人も多いかと思いますが、射幸心を理性で抑え込むタイプの人は

負け惜しみ的に

宝くじを買わない

傾向があるような気がします。さらに極端な場合は

コストがかかる

抽選や懸賞

を避ける傾向があるかもしれません。

この手の人は、

当たりもしない

宝くじに

金を使うのはバカ

うまいもんでも食った方がマシ

そんな感じのことを言います。

まぁ痛い目に合う前に分かっていたはずのことですがね。

 

2.確率・統計、期待値計算を理解しているつもりになっている人

こちらが、

宝くじ=貧乏税

とかほざく連中です。

宝くじや公営ギャンブルは

親の取り分の割合が大きいので

単純な運試しとして

期待値を考えれば

買うべきでないのは明らか

しかしこういうことを言う連中のうち大多数は、ジャンボ宝くじの実際の期待値を知らないで、他人の受け売りを言っているだけなので注意が必要です。

 

例えば、2015年末ジャンボは1等前後賞合わせて10億円とCMで連呼されています。これを3000円で10枚買うとして、1等7億円の当選確率はどれくらいになるかわかりますか?

1等は1ユニット(2000万枚)ごとに1枚

つまり1等の当選確率は2000万分の1ですので

10枚買えば当選確率は200万分の1です。

 

さて、1ユニット丸々買い占めれば必ず当選します。

1ユニット買い占めには

300円*2000万枚=60億円

が必要です。

当選金は、1等~7等まですべてもらえます。

 

参考:みずほの宝くじのページ

当選金と本数を掛け算してオートサムを計算すると29億円強となりました。

つまり60億円分の宝くじを買うと30億円弱が確実に帰ってくるわけですね。

これを押しなべて、

300円の宝くじを買うと

返ってくる金額の期待値は

半分の150円にもならない。

そんなものにお金を使うのは、

一発逆転を狙うしかない

貧乏な人だけ。

という風に主張するわけです。ごみためまんとしてはムカツキますがね。

 

そういうことを言う人は、子供が祭りの露店で輪投げや射的でお金を使うのを許さないんでしょうか。

商品を直接おもちゃ屋で買った方が安い?

駄菓子屋で当たり付の飴の紐をひっぱることを許さないんでしょうか。

当たりの飴の代金を、

はずれの飴の代金で支払わされている?

当たり付自動販売機で缶ジュースを買わせないんでしょうか。

ジュースはディスカウントストアで買った方が安い?

そもそも缶ジュースなんか飲んじゃダメ?

 

なんか、そういう倹約家まがいの頑固おやじを描いた有名なエッセイがあったような・・・

 

そういう人は自分の子供が、さして才能も見込みもないのに

プロサッカー選手になりたい

などと言っても、

そんな低確率で期待値の低い進路を選んじゃだめだよ。

もっと期待値の高い一部上場企業の役員を目指すか、

将来は私の会社に入って跡を継いだほうが期待値は高い。

などと諫めるのでしょうか。

 

***

 

昔からええ歳こいた大人が突然ギャンブルで財産失うことについて考えることがたびたびあるのですが、上記パターン2の人は、

本気で

本当に

数学的に

期待値ベースで考えて

ギャンブルに近づかないようです。これは問題です。

射幸心に中毒性があることはみなさんご存知かと思いますが、ある程度の「慣らし」が必要ではないかということです。

まじめ一辺倒の経理のおじさんが、飲み屋の姉ちゃんに騙されて持ち逃げ横領に手を染めてしまうのと同じように、

子供のうちにしょうもないギャンブルの経験がなくて

大人になってはじめてギャンブルに触れると

免疫がないからドハマリする

期待値が高いのではないかということです。

射幸心を刺激されてドハマリしたらあとは中毒=病気ですので、財産失うまで突き抜けてしまいます。

その危険性を排除するには

若いうち、子供のうちに、

しょうもないギャンブル、

抽選、「当てもん」に

ならしておく

そういう必要もあるのではないかと思われます。

# そこでいきなり中毒になって人生棒に振るリスクもありますがw

そうすれば、

妻子持ちなのに

ギャンブルにはまって

家族を路頭に迷わせる

期待値を下げることも可能でしょう。

 

結局何が言いたいかというと、

上記パターン1の人も

パターン2の人も

単に、射幸心を抑える訓練を

していないことが問題ではないか

ということです。射幸心というのはインゲンの本能に直結しているようですから、いくら頭で考えてもどうにもならない部分があります。

つまり射幸心の火が燃え上がってしまったらおしまいなのです。

したがって実害がないギャンブルをレジャーとして理性的に処理できるようにする免疫を子供のうちに適切に学習させることが必要なのだろうということです。

 

これは勝手な思いですが、大人になってからでは免疫が付かない気がします。

特にパターン2の人は確率や期待値を理解できるレベルの頭は持っているので、

自分はギャンブルなんかにはまらない

と根拠のない自信をもっている恐れがあります。

射幸心の暴走というのは、寒くなると鳥肌が立つのと同じように襲ってきますので、頭は関係ないのです。

これを理解していない人ははたから見ていて非常に心配になります。

 

とくに、金融派生商品の仕組みも知らないで

宝くじは貧乏税

とか偉そうに受け売りを騙っている人々が心配です。

まさに、カーモネギー。