社外で時間外に拘束するのは違法行為のおそれ

大日本トヨタ教団のせいで、悪質な手法がまん延しているようです。

カイゼンは業務か、それとも自己研鑽か–『QC』を業務と認めるトヨタ過労死裁判の波紋

そんなトヨタの危機意識を表す資料がある。「QCサークル活動の時間の取り扱いについて」。トヨタの管理職に配られた1枚のペーパーだ。

そこに並ぶのは、「会合はすべて業務扱いです」「ただし、会合は原則として月2時間とします。月2時間で完了しなければ、翌月に繰り越して活動してください」「活動が過度にならないよう、上司が指導してください」「自分達で行う勉強会は、職場では実施できません。工場の敷地外で行ってください」といった指示の文言。

悪質なIT企業は「敷地外で行ってください」を拡大解釈して、「会社の外で勉強会を”自主的に”やらせれば」すべて「業務外」にできる、と考えているようです。

あきれて口がふさがりません。

”自主的に”であればノルマを設定しても「業務外」というのはイマドキ通じません。

”時間外であれば業務外”が通用しないことは上記の裁判で判例ができたといえるでしょう。

それすら理解していない間抜けなIT企業のいかに多いことか。

地域貢献のボランティアですら業務扱いするのがCSRで当然とされる時代に、”敷地外の勉強会なら業務ではない”というルールの時代遅れ感、アナーキー感の半端なさがすごい気がする初夏のある日でした。

ごみためでは、”自主的に”なのに参加者数に目標値が設定されていたらアウト、と認定します。

本日以後注意しないと知りませんよ。すぐに警告がいきますよ。