トリセツドリブン開発(MDD)

ごみため的には「売り物」を作るなら、常識レベルの考え方だと思っています。

Web屋さんがワイヤフレームなどから開発を始めたり、活動写真の人がビデオコンテから分業を準備するのも、当然のことかなと。

しかし世間ではその常識が通用しないことがあります。

“KO”で(本来の意味での)システムエンジニアリングの学位を取ったおっさんがいうことなら、聞く耳を持つのでしょうか?

まずはトリセツ

ユースケースだけだと漏れが発生するのでトリセツを書くべきです。

海外製のものはいまいちです。保守のことまで書いていないので。

ニポーンの古臭い家電のトリセツがよいです。

開梱から、電源の入れかた、定期的な保守まで書かれています。

さんざん馬鹿にされますが、昔のガラケーや複合機のトリセツがもっともまともな

システム設計のひな型

であると、個人的には思います。

すべての項目が列挙され、すべての定数が定義され、変更可能なパラメータの範囲も明記されています。

開発終盤になってからトリセツを書き始める開発に成功例は無いと言ってよいでしょう。

例外は、同じ製品ラインのアップグレード開発です。

しかしそれでも、トリセツ目線でアップグレード対象とその内容を洗い出さないで、どうやって製品の価値を見込み顧客と共有できるのでしょうか。