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2005.02.08

生分解・食用可能が必須

RFIDは確かにいろいろ便利ですが、肉や野菜のトレーサビリティには、役に立たないと思うのです。

ミューチップは紙に埋め込むことくらいまでのことは考えられているので、エライと思います。

けれど食品の場合、バケットやカーゴや、包装にIDをつけたりしているので、???です。

そんなことしたら、途中で中身だけ入れ替えられても検出できませんね。そう指摘すると、

「いやいやこのRFIDは暗号機能内蔵なので、誰でも書き換えられるわけではありませんから、大丈夫です。」

などとおっしゃいます。・・・そうじゃなくて中身の野菜が入れ替わると言っているんですが。

先般から問題になっている牛肉偽装でも、箱には「国産」と書いてあったわけです。中身の肉が国産ではなかったわけです。

最終的にはモラルに頼るというのではわざわざ高価な装置を導入して、環境を汚染する必要などありません。

そのまま食べられるIDを収穫時に埋め込むくらいのことをしなければ、旧態依然としか言いようがないです。ただし、悲しいことに、これもほとんど無意味です。白菜なら8分の1、食肉なら、数百分の1に切り分けられて消費者の手に渡る場合が多いからです。なるほど切り分けるごとにIDを発行して埋め込みなおしますか。

JANコードが成功したのは、あくまでも流通経路における最適化手段だったからです。おそらくRFIDもそこでは成功するでしょう。しかしながら今宣伝されているようなトレーサビリティへの活用は単なるおままごとで終わることになるでしょう。

続き:リアルワールドでの「ひもつけ」はそんなに甘くないでしょう

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