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2009.07.06

死なない人類の世紀

ピンピンコロリを越えて・・・

 
   

医療技術の進歩で、寿命が延びるのは必然のように見えます。

 

再生医療技術が進んで、事故や急性疾患の突然死などを除けば、死なない人類の世紀が始まってくれることを期待しております。

 

筋肉、皮膚、真皮は、シートを貼り付けるだけ、消化器は飲み薬で、血管は点滴で20歳に若返ります。

 

骨、歯、内臓は当分の間、外科手術が必要ですが、チタンの関節を骨にドリルで穴をあけて埋め込むよりはリスクは低くなるでしょう。

 

目玉や耳も同様で、臓器クローンの移植が必要となりハイリスクが続くでしょう。臓器クローンは、移植問題を根本的に解決できるので優先度高で取り組んで欲しいものですね。腎臓、肝臓、心臓、すい臓はとにかく最高優先度で。すでに臓器移植がおこなわれている臓器については、臓器さえあれば既存のインフラで解決できるので、なんで21世紀になって10年も経つのに実現できていないのか、イライラさせられます。

 

関節や軟骨の再生なんかは臨床例が出てきているのですから、もっと予算を投入して方法論の確立を急いで欲しいものです。

 

最後までやっかいなのは神経系と脳です。末梢神経系は、なんとかなっているようですが、脊髄が造血組織と癒着しているので厄介そうです。

 

脳の何が厄介かというと、クローンでは内部状態をコピーできないからです。組織そのものが状態を保持しており、内部状態はコピーできません。循環器系つまり血管が健康なら脳の血管の疾患は大部分が防げると思いますが、事故や怪我の際になんとかできないと困りますね。

 

それと、毎晩寝たら次の日には必ず目が覚める仕組み、つまりスリープはカンペキに動作するのに、頭を打って気絶したり血圧急騰・低下や薬物によるショックで意識がサスペンドした後の動作も問題です。

 

あれはどうにもバグっている気がします。すっころんで後頭部を打ち付けて、5分10分で目が覚める人がいれば、交通事故で1週間も2週間もこん睡状態のままだったり、17年後に突然目覚める人もいるくらいです。たぶんサスペンド移行プロセスには、数十ms~数秒かかる場合があって、正常にサスペンドに移行できない場合、一時タイマーがラウンドアップするまで復帰プロセスが起床できないのかもしれません。一時タイマーがたまたまゼロだったら、何年も昏睡というわけです。

 

サスペンドがバグっているのは22世紀になってもきっとこのままです。

 

(2009.11.02追記)

 

えらいおっさんはサイボーグ化とともに進むとお考えのようです。

 

Immortality only 20 years away says scientist

 

(2011.10.06追記)

 
 

 

    

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