"ステップ数"撲滅運動 番外編:アセンブラ換算係数(AESL)の行方
すべてのものは時の流れの中で音もなく朽ちていくのです。
前にこんなことを書きました。
ステップ数撲滅運動 ステージ2:ラインカウンタの標準- ごみため(ー日ー膳!)
さて、ラインカウンタは星の数ほどあるわけで、ここではこれを紹介しておきます。
Sclc and Cdiff : Perl scripts for ClearCase
アセンブラ換算係数まで入っていて、チョー便利っていつの時代ですか。
ちなみに換算係数の元ネタはケーパーズジョーンズさんだそうです。おぉ。
世界のテスト王、あるいは見積もり王。
当時のネタメモはすっかり失われてしまって、というかどこに書いたかわすれてしまったので、しばらく悩んでいました。
で、最近、以下の本を眺めなおしているのですが、換算係数(AESL)について言及があります。
構造計画研究所
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資料的価値は認めるけど・・・
買ってみましたがBOOKOFF行きとなりました
例が豊富!!!
(ソフト業界だけでなく)多くの管理者に理解して欲しい
またこちらのページにはsclcに対するレビューが良くまとめられています。
さて、AESL探しに戻りましょう。sclc.plのソースを眺めた人ならすぐに答えにたどり着きます。
## $Array{'AESL'} -- Assembly Equivalent multiplier for determining
## AESL from NCSL. These values are obtained from
## the Programming Language Tables at Capers Jones'
## Software Productivity Research, Inc. from the
## URL http://www.spr.com/library/langtbl.htm
残念ながら、キャプテン・ジョーンズさん(名前がすりかわっとる)の会社のサイトから上記ページは削除されてしまっています。
該当するものは、先のレビューで以下のように書かれている文書のようです。
There is little documentation of the "AESL" metric, which stands for "assembly-equivalent source lines." The comments in the script refer to the "Programming Language Table" from Capers Jones' company Software Productivity Research, Inc. The URL given is defunct - the correct URL is http://www.spr.com/products/programming.shtm. This page gives dire warnings about using the data from this table, though it refers to function point estimates rather than using AESL to compare the size of programs written in different languages. The report now costs US$75.00, which is a barrier for anyone wanting to enhance sclc to calculate AESL metrics for additional languages.
このリンクもデッドリンクなわけですが。
で、たぶん最新版はこれです。
http://www.spr-global.com/catalog/
SPR Programming Languages Table™ (version PLT2007c) NEW in 2008!
Price: $125.00
# ねあげしとるやないけ。
蛇足ですが、sclc.pl内に書かれているC/C++のアセンブラ換算係数は以下のようになっているようでした。
C→2.5
C++→6.0
perl→15.0
というわけで、これだけ言ってもまだ”ステップ数”を使おうという皆さんにお勧めすることは、
NCSL(コメントを除いた行数)を2.5倍して”Cソースのステップ数”と称する。C++の場合は6倍する。
これが唯一確からしいwork aroundです。これ以外はダウト!指定ということでお願い致します。(もちろん最新の換算係数は125ドル払って確認しないとだめですけどね。)
同じ期間に同じ行数を書けるならCよりもC++の方が”ステップ数の生産性”が2.4倍も高いことになります。ワハハ。なんとかにつける薬なしとはこのことでしょうな。
テンプレートつかったり、genericプログラミング多用して短く書く人は低生産性というわけです。これ以上間抜けな話があるでしょうか。
よろく:
さきに挙げた本は第2版が出ているようです。また買えってか?
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ステップ数撲滅運動の軌跡
http://gomita.me/gomitame/page.html
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