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2011.01.03

非連続都市伝説シリーズ:語尾の長音記号を付けないのはIT業界の慣習

わたしゃメカ屋から学びましたけど?

 

 

新年から小うるさい話です。

 

 

 

奇妙なことをいっている人を見つけました。

 

IT業界の裏話- エンジニアは音を伸ばさない

 
   

本来、外来語で語尾に長音が付くものは、それをつけて記述することを      
国が奨励しています。(内閣府告示第二号)      
例えば、Computerはコンピューターとするのが正しいです。      
しかし、これとは真っ向から対立するルールを推奨しているものがある      
のをご存知でしょうか。      
実は、JIS(日本規格協会)が「情報処理」の分野に限ってのみ、以      
下のルール適用を謳っているのです。

   

・3音以上からなる用語は長音を省略      
→コンピュータ、マスタ、ユーザ、データセンタ 等      
・2音以下からなる用語は長音を記述      
→コピー、キー、エラー 等

 

Wikipediaにも書いてありますが、JIS Z8301の適用範囲はJIS全般です。情報処理に限ったものではありません

 

と書くと、JISに従うなら長音記号は省略すべきと早とちりする人もおらっしゃるかもしれませんが、実際に読んでみると、規格で定められていない用語や非学術用語についての省略のルールを定めているだけのように読めます。つまり表記が決まっていないものの表記を考える手間を省くためのルールですな。以下引用。

 
   

G.6.2.2 英語の語尾に対応する長音符号の扱い

   

a) 専門分野の用語の表記による。

   

・・・長音符号を付けるか付けないかについて厳格に一定にすることは困難であると認め、各用語集の表記をそれぞれの専門分野の標準とするが、長音符号は、用いても略しても誤りでないことにしている。

   

b) 規格の用語及び学術用語にない用語の語尾に付ける長音符号は、表G.3による。

   

<ここにWikipediaと同じ表>

 

 

 

まとめは以下のようなUSOスタンダードとなります。

 

[ USO ]長音記号の省略はIT業界特有である

 

[ USO ]JISに従うからといってなんでもかんでも長音記号を省略する

 

 

 

 

 
   
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