不連続都市伝説シリーズ:”NG”は和製英語?
OK/NG オーキー・エンジー
最近、NGについての真相が創られつつあるようです。
数年前、ググったときのごみための結論は以下のようなものでした。
日本では映像関係の現場で
”NGシーン”という言葉が広く使われており、
テレビシオンでも茶の間でおなじみであったため。
NGシーンがネタになるというのは、
ジャッキーチェンの映画のエンドロールが発祥?
最近ググって見つけたのは以下のような記述です。
もとは連合国軍最高司令官総司令部 (GHQ) が、日本の演劇や映画に対する検閲において「内容が好ましくない」という意味で使用した用語「NG」(英語の「No Good」[1][2]を頭字語化したもの)が日本で広まったもの。
おいおい、マッカーさんの検閲(Sensor)が元ネタかよ。
おなじみのNG集は日本が始めた!?ジャッキー・チェン裏話 おたくま経済新聞
・・・
『プロジェクトA』で大きな話題となった時計台からの落下シーンは編集段階で何度か見てスゴイと思ったと同時に、首から、肩から、脇腹からと落ち方や撮影する角度を変えたりと5回以上は撮り直しているようだと気づいたという。
使われていないカットがたくさんあるはず!と香港から膨大なフィルムを取り寄せ、このシーンを売りにしようと、TVスポットなどで映像をたくさん使ったのだそう。また、ジャッキー映画でおなじみのエンドロールのNG集、実は日本で初めて作られたと語る菅野さん。
それを見たジャッキーが気に入って、それ以降香港でオリジナル版を作るときにも取り入れられたというエピソードには会場からも「へえ~」と驚きの声が。・・・
このような情報が出てきたのもごみためまんが数年前に
NGの語源はジャッキーチェンの映画のエンドロール
という呼び水情報を流布したおかげかもしれません。(んなわけない)
で、あまりにもニポジンが海外で
OK/NG/OK/NG
を連発するため、かつての”FAX”のように英語圏でもNGが受け入れられつつあるようです。
たとえば先日眺めていたエージェントライアンでもケヴィンコスナーが使っていました。
…Jack ? A trouble…
… main elevator is “NG”…
エヌ・ジーとはっきり発音しているような気がします。やや専門用語的に用いられている気もしますが、メリケンのパンピーにもNGが通じるようになる日も近い気がします。
# 銀イオンCMで有名だったニオイ鑑定人のおばちゃんも”No Good”使ってたし、NG使う業界がいろいろある気もする。
というわけでまとめです。
・NGの発祥と伝播
GHQの検閲のハンコ(要出典)
→日本の映像製作現場に広まる
→ジャッキーチェンのプロジェクトA以降定番化
→日本のテレビでドラマNG番組など広まる
→日本のお茶の間に定着
ここで強調したいのは、
“NG”は和製英語
ではないのでは?
ということです。
Occupied Japanにおいて作られ、広まった用語を何と呼ぶべきかは分かりませんが、ここでは以下を提案してお茶を濁しておきます。
マ製英語
GHQ用語
スネークネイル:
メリケンやユーロ圏でしばしば用いられる、
N/A
NA
の曖昧さはひどいです。
例えばこれをゴラン高原。
NA - NAが意味するもの
NGに対する批判として、
なにがどうダメなのか伝わらない
とかいう間抜けなことをいう人が時々湧いてきますが、N/Aよりは数倍マシな気がします。
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