不連続都市伝説シリーズ:民主主義では少数意見を尊重するべき
もしかしてこれって・・・
民主主義政治から学校のクラス会での議決に至るまで、このお題目が聞こえてきます。
たとえ最後には
多数決で決めるとしても、
少数意見は尊重しなければならない
それが民主主義の原則である
というようなものです。ごみためまんは民主主義について詳しくないのでウィッキーペディアで3分漬けしてみました。
少数意見については以下にさらっと記述がある程度です。
現代の民主主義
・・・
意思決定は多数決の他、多数派による独裁を防止するため内容により満場一致や拒否権が必須とされる場合もある。また単なる意思決定だけではなく、参加者全体の合意形成を重視し、事前の情報公開や報道の自由、少数意見も尊重しての議論、その過程の一般公開なども求められている場合が多い。
抜き出すと、
・・・少数意見も尊重しての議論、その過程の一般公開なども求められている場合が多い。
「場合が多い」?なんかこれって
独自研究
要出典
のニオイがプンプンするんですけど、気のせいですかね。
求めてるのは、書いてるお前だけじゃね?
国会などでも弱小政党が
議論が足りていない!
と叫んでいるのは耳にしますが、
少数意見に耳を傾けないのか!
それでも民主主義か!
と叫んでいるのはあまり見ない気がします。
そもそも
民主主義=多数決
ではないのです。満場一致で決める場合、
最終的には多数意見も少数意見も集約される
ということですしね。
しかしググってみればわかりますが、民主主義+少数意見についてはかなりいろいろ騙られています。
例えば、
・民主主義であれば、多数決で少数意見を尊重するのは当然
・民主主義ではなぜ少数意見を尊重せねばならないのか?
・少数意見は尊重されなければならないが、採用するというわけではない。
・少数意見の尊重とは言論の自由のことである
などなど。
でまぁこれはごみためまんの単なる思い付きですが、
これはちょっと教育現場で、
よからぬ団体または一派が、
勝手に吹き込んで回ってやがる
というのが本当のところではないでしょうか。
実際のところは、
ロバート議事規則
辺りで、
少数意見もちょっとは尊重して、
採用してやらないと
うざい連中が議事進行を邪魔するから
多数決の乱発はほどほどに
くらいのことが書いてあるだけなんじゃないかという気がしてきました。
でまぁいつものことですが、ロバート議事規則については10年以上前にクソ外注との連日の会議にうんざりしてつまみ読みしただけで全体には目を通していなかったりするわけですね。
そんなことはどうでもいいのですが、以下の概要ページをゴラン高原。
④ 4つの権利
多数者の権利
過半数の賛成少数者の権利
少数意見の尊重、2名以上で動議を取り上げる・・・
あちゃ~。
というわけで、今後巷で
民主主義なら
少数意見にも耳を傾けろ!
と喚いているシトがいたら、それは
ロバート議事規則も知らないような阿呆
が議事進行を邪魔しているだけ
ということでFA(死語)
ちなみにですが、民主主義の定義というのは特に決まっていないようです。
すくなくとも科学的な定義はありませんね。政治学的は決まっているのかもしれませんが、たぶん経済学の諸タームよりもあやふやな定義と思われます。
そういうわけですから、
少数意見を尊重する民主主義
も存在することが可能です。かのうですが、それは
オレオレ民主主義の一つ
ですので、
民主主義なら
少数意見を尊重すべき
が成り立つ理由にはなりません。逆言えば、
民主主義とは・・・
ではじまる主張や議論はすべて、
それってオレオレ民主主義ですよね?
という指摘で足場が崩れてしまうというわけです。本来は哲学界のように
XX派の主張する実在
とか
YY派の考える正義
のように、民主主義についても
ごみため派の民主主義
のように騙られるべきなのでしょう。
そして政治学界隈ではきっと、そうなっているはずです。
われわれパンピーはガッコの教育で
民主主義について
相当分かった気になっている
ために、
無数の
オレオレ民主主義
が存在し、みんなそれぞれが勝手に民主主義について知ったかぶりをしているというわけです。
もっともらしいのがタチのわるいところです。
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