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2015.05.22

不連続都市伝説シリーズ:品質改善に終わりはある

品質改善に終わりなし!で思考停止している場合ではありません。

 

現状の品質に問題がある場合、あるいは競合に劣っている場合、品質改善には意味があります。

しかし地球上最高の品質を達成するための設備、人員、方法論を得てしまったら、次のステージへ向かわなければなりません。

 

品質が改善できたら、次は寿命です。壊れない製品、劣化しない材料。

ニポーンメーカーの場合、そこまで達成してしまっているものも多数ありますね。

次はコストです。歩留りを上げ、設備の保守工数を削減。それも達成済みのメーカーが多数あります。

問題はその段階に至ってもまだ、

品質向上

コスト削減

というお題目を繰り返している現場です。その涅槃で必要とされるのは改善ではなくブレークスルーですので、活動が無駄とは言いませんが、無理に続けると悪影響が出てきます。

改善活動の悪影響の例:

・効果のない改善案を評価しなければならなくなる

・効果が出ないのでモチベーションが下がる

改善のモチベーションだけが下がるのではなく、生産活動自体のモチベーションも下がりがちになります。

だれにとっても、「先人のやった通りになぞるだけ」の作業を繰り返すのは退屈なのです。

 

現場の動機付けについてはしっかり研究していただくとして、ここではニポーンのサイセンタンメーカーに取り組んでほしい諸問題を挙げておきます。

# ほんとうのサイセンタンならとっくに取り組んでいるはずですが

 

品質向上の先にあるかもしれないもの:

・製品寿命を伸ばすために必要なことは何か?

・故障を自己修復/修理できないか?

・寿命や故障時の交換を自動化できないか?

 

で、何か見つかったらご一報くださいまし。(笑

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