不連続都市伝説シリーズ:品質改善に終わりはある
品質改善に終わりなし!で思考停止している場合ではありません。
現状の品質に問題がある場合、あるいは競合に劣っている場合、品質改善には意味があります。
しかし地球上最高の品質を達成するための設備、人員、方法論を得てしまったら、次のステージへ向かわなければなりません。
品質が改善できたら、次は寿命です。壊れない製品、劣化しない材料。
ニポーンメーカーの場合、そこまで達成してしまっているものも多数ありますね。
次はコストです。歩留りを上げ、設備の保守工数を削減。それも達成済みのメーカーが多数あります。
問題はその段階に至ってもまだ、
品質向上
コスト削減
というお題目を繰り返している現場です。その涅槃で必要とされるのは改善ではなくブレークスルーですので、活動が無駄とは言いませんが、無理に続けると悪影響が出てきます。
改善活動の悪影響の例:
・効果のない改善案を評価しなければならなくなる
・効果が出ないのでモチベーションが下がる
改善のモチベーションだけが下がるのではなく、生産活動自体のモチベーションも下がりがちになります。
だれにとっても、「先人のやった通りになぞるだけ」の作業を繰り返すのは退屈なのです。
現場の動機付けについてはしっかり研究していただくとして、ここではニポーンのサイセンタンメーカーに取り組んでほしい諸問題を挙げておきます。
# ほんとうのサイセンタンならとっくに取り組んでいるはずですが
品質向上の先にあるかもしれないもの:
・製品寿命を伸ばすために必要なことは何か?
・故障を自己修復/修理できないか?
・寿命や故障時の交換を自動化できないか?
で、何か見つかったらご一報くださいまし。(笑
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