プログラムのソースはCVSなどで管理できるのです。
しかしながら実務上,山のような関連文書もいっしょに抱えることになります。バージョン管理され,共同所有されるソースがある一方で,MS-WORDやEXCELの文書もたくさんあります。
EXCELは共有ブックで逃げることもできますが,MS-WORDはコメント機能と履歴管理ではいまいちです。
特にLAN内で共有フォルダに放り込んでおく場合。開発拠点が遠隔地で,通信環境が悪い場合は,どうにもこうにもなりません。Office文書を開くだけで数分,保存するだけで数分。
極端に考えると,TeXやプレーンテキストベースで全ての文書を書けばよいのかもしれません。あるいは,htmlで。そうすれば,文書は全てCVSに載ります。doxygenとの結合も容易かもしれません。しかし問題は文字と図表を混在させたまま編集できないことです。Office製品はそれができます。文字と図表を別々に作成するなら構いませんが,それは清書作業でのみ可能です。頻繁に内容を更新する現場ではイマイチすぎます。MS-Frontpageなどの製品を使ってしまうと,資産として抱えるものがまた増えてしまいます。でもFrontpageはかなりベストに近いです。MS-Wordよりかなり良さそうです。問題は使っている人が少ないこと。
保存形式がテキストに近く,それを読み込んで再編集できる環境。機能はOffice95程度で構わないのですが,そういうものがなかなか見つかりません。