F2Cではダメじゃろうな

Fortranで書かれたプログラムを解析する。結果として,何がしかの資料をアウトプットできるでしょう。

しかしその計算手法なり,なんなりを流用するのは,そりゃ大変です。

gccだろうが,VCだろうが,Fortran,C/C++など複数言語混在したオブジェクトのリンクは可能,ということになっています

なっています」と書いたのは,「おいお前!呼び出し規約とか分かってる?」「配列のタテヨコ違うの分かってる?」などウザイ問題が満載なのです。

もちろん,猛者でモサモサな方々なら,ちょろちょろ〜っとやるでしょう。しかししかしですよ,「つーかスタンドアロンで動くように書いてあるのに,どこにどうやって切れ目を入れるのさ?」という質問にどう答えますか。

ここで当然のように「ある程度まとまった機能単位で」とか教科書っぽいことを言われてもわしゃ困るでげすよ。

切れ目,あるいは割れ目のことに関しては興味津々ですが,ここでは横においておくことにしましょう。

ここで書いているウザイことには先人がとっくに気づいているのか,f2cという便利ツールがあります。これにFortranのソースを食わせると,Cのソースに変換してくれやがります。

しか〜し!あくまでも「機械的に」変換してくれやがりますので,人間には読めません。いや,敢えて言えば猛者・モッサ〜ズならば,きっと,そうさきっと彼らなら,スラスラ〜っと読んでくれるのでしょう。

ただ,ごみためまんは,GEOMAPという「かつてはFortranで動いていたものをf2cで無理やりCに変換したもの」の恐るべきサンプルを目にした経験があります。なので,f2cというフードミキサーについて考えただけで,「だめだ・だめだ・だめだ〜!!」と書きかけの原稿用紙をくしゃくしゃに丸めてポイしたい気分になってしまうのです。あるいは「あの山には決して,近づいてはなんねぇぞ〜」と村の若者につぶやきたい気分になってしまいます。