かつては使命観に燃え,ぐうたらな役員どもを相手に経営者の御前会議の場において,ライトセーバよろしく水が流れるように自説を説いていた人も,5年も経つとココロが闇に喰われてしまうようです。
おそらく相手は虚無です。無気力の源。日本型社会主義。デールクイ・ハウタ・レールの原理。
かつて倒そうとして敵わなかった相手とそっくり同じ行動をとっていることに自分では気づかないものなのでしょう。
- 無駄な会議(ファー・ロングロング・ミーティング)
- なんでもかんでも緊急(至急,特急,新幹線)
- 君の説明が足りない(俺の理解力が無いのではない)
- とにかくちょっと来てくれ(顔貸せコラァ)
やんわりと指摘しても既に声は届かず。文字通りのハダカの王様。
さてどうしたものでしょうか。まだ救えるでしょうか。救う価値があるでしょうか。一番ひっかかるのがこのせりふ。
私ももう50歳だ。定年までに新事業を立ち上げて軌道に乗せたい。
ごみためまんのようなジジィにとっては飲み込もうと思えば飲み込めるコトバではあります。
しかしながら,20代の青年達にはどう聞こえるでしょうか。
かつて批判した相手と同じではないのでしょうか。
××部長は2年後には定年だからな。組織の大改革に手を出すはずが無い。クソッ。なんでもかんでも保守的に進めやがって。石頭が!
ごみためまんから見れば,軌道に乗せるための安全策が全て虚しくココロに響きます。確かに仲間を路頭に迷わせることに対する躊躇はこれは充分理解できます。
しかしながらことあるごとに,軌道に乗せる,安定的に仕事を得る,などと唱えられてはねぇ。志も何もかもフォグの向こうで霞んできます。
旧態依然の組織防衛や,自分が定年退職するまでのコトナカレ主義。そういうのがイヤだから根無し草で生きているのです。
ごみためまんは心の底から驚いています。ほんとうに同じ人物なのかと疑うくらいです。あるいは隠れ脳梗塞か何かで,人格が変わってしまったのではないかと。まるで同じなのです。かつて批判していた相手とそっくりな言動。聞く耳も皆無。
結局,重圧・重責に耐えられなかったんでしょうな。ごっこ遊びはもう店じまいがよいでしょう。傷が広がる前に撤退すべしですな。
しかしそれを進言しても,もう引っ込み付かないでしょう。人間の自尊心というのは恐ろしいものです。
損切りできない人の側にいるのはキケン
の原則に従って,ごみためまんは近日中に夜逃げしなければなりません^^
・・・とか言ってる間に,「態勢立て直し・緊急ミーティング召喚」メールが;;
シロウトはナンピンできないと年寄りは言う・・・