iTunesとWMP

例えば私が豆粒のようなベンチャ企業だとしましょう。ツテを頼ってポータブルプレイヤを製造できる工場と契約を結び,音声処理に強い大学と共同研究の道筋を付け,販売網のコネを得て,資金さえあれば何とかなります。WMP対応で作っておけば,厄介ごとはなんとかなります。

iTunes対応のポータブルプレイヤを作る自由はあるのでしょうか?

Microsoftは公開すると決めた情報はトコトン公開します。それを利用する人々はお互いに交流すらして同じコトバを話すことができます。

仮想オーディオデバイスのドライバやDVIキャプチャをつくっているような人間が言うことではないと思いますが,著作権管理だってMicrosoftはオープンにやってるじゃないですか。

まともに儲けをひねりだすこともできない商売で,業界をイビツにゆがめ続けるのはやめていただきたいものです。

そもそもWMPはオーディオとビデオ両方に対応してからメジャーバージョンが5個くらい上がってます。配信用のメディアサービスも足並みを揃えて出ています。

iTunesとiPodはどう贔屓目に見ても,結果オーライで機能を付け足して行っている様にしか見えません。

ポータブルプレイヤという商売のプレイヤに対してフェアな機会を与えてくれるのはMicrosoftのように見えます。もちろんそれはポータブルプレイヤに限ったことなのかもしれませんが。

いつもと違ってAppleは割安なプレイヤを供給し続けています。けれどそれはダイエーのおっさんと同じで拡大中のみ通用する技です。キミョウです。