logは複利計算で大活躍

1年で5%儲ける投資に成功したとします。元本1万円なら1万500円になります。
次の年にこの1万500円を再投資して,5%儲けたら,1万1千25円になります。

というのを15年くらい繰り返せば,1万円の元本が2万円を超えます。つまり倍になります。

高見山風に言えば,2バイ2バ〜イ。アタリマエのことですが,100万円の元本なら200万円になります。

さて,こんな複利計算はエクセル使えば楽チンです。しかし,

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

年数

ネンスウ

金額

キンガク

0 \10,000
1 \10,500
2 \11,025
3 \11,576
4 \12,155
5 \12,763
6 \13,401
7 \14,071
8 \14,775
9 \15,513
10 \16,289
11 \17,103
12 \17,959
13 \18,856
14 \19,799
15 \20,789
16 \21,829

ダサイですよね。なにがって。年率Aとして,何年後にN倍になるか,1発で求められませんかね?

いまどきの銀行マンや証券マンはそんな計算すら自分でできないらしいです。オドロキですね。それで資産形成のオススメとか言っているのですから。

どちらかというと不動産に借金して投資して,家賃収入で稼ぎまくっているオッサンの方がサラサラ計算できるようです。

さて,何年経ったら2倍になるか?の計算は,何に使うかサッパリ分からんランキングで確実に10位以内に入るであろう,logを使えば一発で計算できるのです。

年数=log(N)÷log(A)

これだけです。この式にたどり着く前に,

Aの(年数)乗=N

を得なければなりません。あとは単なる式変形ですが,基本的な公式を適用するだけです。これって高校数学くらいの話ですよね?

ちうことは建前上,世間のパンピーの8割以上の人がこれ理解できることになるはずです。

しかし実際は違います。上に挙げたエクセルのシートすら書けない人がほとんどです。

わけのわからないなんちゃらリテラシーを子供に教える前に,基本的な複利計算,つまり年利を年数回繰り返し掛けることくらい教えても拝金主義に走る原因だと批判されたりしないと思うのですが,いかがでしょうか。

logを一般常識に格上げしろなんていいませんから。