ナウいテロリズム

国内テロを扱った90年代製作の映画についての感想文を読んでいてすこし奇異に感じました。

90年代に製作されたことがオドロキである。
テロが世界に広まった現在ならよりリアリティが感じられる。

過去の国内におけるテロリズムについては,戦争体験よりも風化が早いですな。

日本国内においても各種団体が,連続爆破事件や,国内/海外のべつまくなしにハイジャック・人質事件を起こしまくっていて,さらに言えばもしかするとテロリストを養成すらしていたのかもしれない,ということを知らないのですね。

わたしゃ,そういう「テロリスト」側の人がどういうつもりでそんなことをやってたのかは興味ありませんがね。とにかく,赤の他人を傷つけるのは,宜しく無いという感想しかないですな。

ちなみに,単発のテロで5000人超という大被害を出したのは,長らく日本の例の団体だけだったんですよ。まぁ10年も経てば,事件そのものが体制によるでっちあげだとかなんとか言いたい放題のようですが。

普通,4桁の被害者が出るのは,大災害か戦争だけです。そうじゃなきゃいけません。なにしろ,へたすりゃ村か町が1つ壊滅なんですからね。

なんでもかんでも教育問題とか,核家族化のせいにするのはスカンです。結局は知りたい人だけが知り,知りたくない人は知らないで良いのですから。それに,大の大人が若者よりも歴史に詳しいと考えること自体がとんでもない色眼鏡です。正規分布ですらない。人間はひとりひとり違うと教えながら,都合の良い色眼鏡を都度使いまわす

Wikipediaのテロリズムのページ

ここにこうやってリンクをはっつけたって,読まない人は読まないし。そもそもテロのことを知りたくてこのページを通りすがったわけでもあるまいし。

個人的には,「テロ」とヒトククリにすること自体が眉唾です。爆破殺人事件とか,人質事件とか呼べばいいだけですよ。マスゴミの悪い癖です。マイ流行語に自ら縛られてかんじがらめです。