さぁ次はどこへ行こう

求職サイトのレジュメを更新して反応を待ってみるわけです。

次はどんなところへ潜入してみましょうか。

携帯電話向けサイト構築?面白そうですねえ。

しかしまぁ驚くべきことに,月に250時間以上などというわけのわからない条件を明記している求人情報があるんですね。どうして本人のスキルも分からないのに,必要な作業時間が計算できるんでしょうか。高度な見積法があるのでしょうか。それとも単なる実績?

ごみためまんがフシギに感じるのは,「従来実績で残り20人月の作業を5人月に圧縮できる人ボシュウ」というような求人が皆無であることです。

あるいは,「これまで半年間の作業結果遅延が1.5ヶ月で10人体制。残り半年で1.5ヶ月の遅延を取り戻してくれる人ボシュウ」のような。

緊急とか,急ぎで求人するということはそういう状況であるということが明らかでは無いですか?もし下っ端の作業者補充するだけなら,もう誰の手に負えないのです。

そこらの本(←ってどの本のことやねん?)にも書かれていたと思いますが,半年で1.5ヶ月遅れたのなら,残り半年で,さらに1.5ヶ月以上遅れるのは当然でしょ?

そこらの本に書かれているのは,メンバなどのスキル想定が,かなりハイレベルです。おそらく市井でのデスマーチは,それ以前の問題が原因の遅延でしょうから,ちょっと工夫する権限さえありゃ誰でもみるみる回復運転((c)JR西日本)することが可能でしょ?

いつも思うのですが,お米の国のおっさん連中が書いたような本なんか全然役に立たないですよ。だって前提や環境が全然違うじゃないですか。私はいままで,ほんの20数人程度しかソフトウェア技術者なるものと直接接触したことないですがね,誰一人情報処理2種レベル(現在のキホン情報処理?)の裏づけのある知識や教育を受けた人がいませんでしたよ。いわんや情報工学や計算機工学,せめて電気/電子工学でも受けてればハナクソくらいは話が通じるものです。

「電流が流れる/流れないをON/OFFとして扱うのがデジタル回路」などというキルビー博士が聞いたら卒倒しそうな説明すら通じない連中がソフトウェア屋だっていうんですよ。わけがわかりません。Myテスターを持っていないのに「ハードウェア寄りのファームウェアのベテラン」っていうのもありえなくなくないですか。

結局,日の本この国では,あいもかわらず就職してから企業が育てる風習がまかりとおっているわけです。なにを勘違いしているのか,口入れ屋の連中も何も裏づけの無いスキル表なるものでもって口入れしています。実務経験と称する職歴詐称ですな。

私が見ている世界が,タダ単に負け組みの世界なのか,それともこれが業界の常識なのか良く分かりません。ただ月単価換算で見ればおそらく最底辺に近い世界であることは確かです。

しかし逆立ちして見渡せば(ハッチャケハッチャケ),私のような新入り深海魚にとってみれば,これは宝の山です。この色の無い世界に海面近くの新鮮な水を1滴持ってくるだけでちょっとした稼ぎが手に入るのです。

連中が残業モミモミ1週間かかる仕事が,ほんの10〜15時間でこなせるんです。しかも連中はごみためまんが自宅持ち帰りで頑張っていると解釈してくれるのです。笑止。

さぁみなさん,リクエストがあれば,どうぞコメントへ。←誰も見てないってば。

Web関連からイーサネットチップ叩きまで何でもござれ。ただしDBはご勘弁です。