あきれるくらい手作業が好き

困ったものです。

ここでも何度も書いていますが,一部の技術者は手作業が大好きのようです。

様々の言い訳を聞くことが出来ます。

小ロットなんだから手作業でも仕方が無い。

へぇ〜。ごみためまんは,ロットの大小と同じくらい,繰り返し性にももうすこし配慮して欲しいと考えています。

すると,こうです。

確かに,リピートオーダーは来るには来るが,期間があいていれば,必ずビミョウに仕様が変更されている。それにいちいち対応していられない。

なるほど。じゃぁ,その「微妙な仕様変更」部分だけを手作業でおこなうとしても他の部分は自動化してしまえる可能性があるということをお認めになるわけですな。

やれアンリツ回線エミュレータだ,やれテクトロのロジアナだ,やれNF回路ブロックのノイズフィルタだ。ファンクションジェネレータだ,カスタム品のシミュレータだ・・・

ウチのテスト環境は完璧だよ。

なるほど。しかし使っているところをみると,各装置や測定器のマクロ機能や自動測定モードを利用してはいるものの・・・

え〜と,テープレコーダの録音ボタンを押してから,レコードに針を置く,と。

まさにそんな感じで,やってることが前時代的です。

なんでGP-IB使わないんですか?わたしゃHPの回し者ではありませんけど。ていうか,外部トリガ端子の付いてない測定機器の方が珍しいくらいですから,ちょっとした外付け回路で連動できません?あぁ〜ノイズ対策ね。へぇ〜じゃぁ絶縁トリガ仕様をチョイスしませんか?

とにかく,開始〜記録〜終了さえ連動できればレベル1です。それすらやらないひとは,レベルゼロ。

いまどきGP-IB?と思ったアナタ。ラボ環境というのは,まさにピンキリなのです。LabVIEWの導入なんて提案しようものなら「チミは自分の仕事がそんなにイヤなのかね。」とまで言われることすらあるのですヨ。

GP-IBも知らず,いわんやLabVIEWも知らない。そんな連中が言う「ウチの設備はBMW10台分だぜ。」などというような自慢話は聞くに値しません。

彼らの最後っ屁はこんなのです。

全部が全部LabVIEWで統一できるわけないだろ。理想論ばっか並べてたって仕事は進まねぇんだよ。

おっしゃることごもっとも。しかしたとえ70%でも,連動&リモート設定できるのであれば充分効果は出ると思いますよ。

逆に言えば,GP-IBあるいはLabVIEWでイッキツウカンできればもっと効果が出るというわけです。

それをたかだか月額のレンタル料が1台当り2,3万円違うというだけで,のべ数十時間の手作業をやってるんですから,笑っちゃいます。

テスト業者だろうが,ただのデバッガだろうが同じことです。何十時間も手作業やる人はエセ技術者です。

なぜって?

だっておかしいでしょう。電気電子IT関連の技術者は何を売りにしているんです?アーティストじゃないんですから,省力化だったり,効率化を売っているんでしょう?それなのに,テメェは非効率な仕事で良いのだ,という連中が本当に生産性を向上したり,明るい未来を提供してくれるわけがありません。フリをしているだけに決まっています。

りんくる:
LabVIEWはナショセミじゃないよ
GP-IBていうなbyHP

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