生産管理や品質工学など,ものつくり由来のすばらしいイズムがたくさんあります。
しかしながらなんでもかんでも製造業のマネをすればよいというものではありません。
接客業ではトヨタ式はウンザリです。製造業におけるCSと接客業におけるそれは違います。最近の日本のサービス業は一昔前のロシアや東欧並に低下してきましたね。
縮小再生産の手段としてのカイゼンにもウンザリです。得意先は長年固定で,単価は切り下げられ続けている。社員は増やさない。増員はパートタイマーか短期の派遣社員で。前期よりも低い売上で同じ利益を上げ続けるために,効率だけを追いかける。エコと称して電気代をケチる。ペーパレスにする・・・結局最後は社員レスになるわけです。役員レス,社長レスになるのは最後の最後ですから割を食うのは平社員ばかりなり。
会社や事業を大きくするツモリのない,団塊の後の世代のタチの悪さといったらありません。自分の老後のことば~っかり考えています。
何も考えずに海に飛び込むレミングスのような団塊の世代の大量定年退職の方がマシかもしれません。しぶきで涼しげです。
# ホンモノのレミングスは飛び込まないようですが。