EXCELのブック共有を活用しない手はありません。
ACCESSデータベースを使うべき？ローカルにLAMPサーバを立てる？
ちょっとした表形式のデータを共有したいだけなら、そんな遠回りは必要ありません。
（壊れるのはキミのせいのつづきです。）
サンプルのブックはこんな、1シートのみのものです。ようするに作業者二人の作業状況を管理するだけのシートです。
ごみためまんと羽生太郎
このEXCELのファイルをLAN上の共有サーバに置いておけば、２人はプリキュアです。
差し出す手のアイコンがコワイという評判を、MSは認識しているのだろうか
LANを使っているという意識すら薄れてきた昨今ですが、いまいましいダイアログは繰り返し我々を悩ませませす。
『お前がロックしているから編集できねぇじゃねぇか』という電話に悩まされる日々。
もっと困るのは、読み取り専用で開いてしまった場合です。
『保存できませんよ』に変えるべきだとMSに手紙を書いた日々が懐かしい
このまま編集して、保存するには、『名前を付けて保存』するしかありません。
どんどん増えるコピー。どれが最新？
好奇心旺盛な人なら試してみたことがある『通知』を試してみましょう。
なにも起こりません。おすすめするのはあまり深く考えないことです（－人－）
さて、やっとブックの共有です。やり方は簡単です。対象のブックを開いた状態で、メニューから『ブックの共有』を選ぶだけです。
ブックの共有の設定用のダイアログが出ます。
いつもは『排他』だったのね
自動保存がおすすめ
いったん保存されて、共有の設定完了です。
こうすると、ごみためまんが開いたままで、羽生太郎も開くことができるようになります。
いまいましいダイアログが出ません。
搬入完了、と。
この状態ではまだ、ごみためまんからは羽生太郎の変更分は見えません。
羽生太郎が上書き保存します。
2007のメニューに慣れてきた＾＾
それでもまだ、ごみためまんには何も通知されません。ごみためまんが羽生太郎の変更を知るのは、ごみためまんが上書き保存したときです。ハイここ重要。
さぼってないね。
ごみためまんの見てる画面
ようするに他人の履歴が通知されるわけです。
同様に、ごみためまんが編集した結果は、羽生太郎にも通知されます。
→作業中
羽生太郎の見てる画面
変更箇所の色付きセル表示はすぐに消えてしまいますが、更新履歴機能でいつでもさかのぼって確認することができます。これはブックの共有機能ではなく、普通の更新履歴機能です。（ってそれがマイナーだからダメダメ生産性なのかも。）
ダイアログで『変更日』を『すべて』にすれば、とりあえず『ブックの共有』を設定した日から現時点までの更新履歴をすべて確認することができます。
そうすると、更新したユーザごとに色分けされて表示されます。チョォー便利。
もちろんマウスポインタを変更箇所の上に置けば、コメントとして更新内容がポップアップします。
更新内容が大きいと、イマイチつかえね～って感じになりますが。
まとめ：
人に使い方を教えられるくらいまで慣れてからにしないと混乱します。
特に通知のタイミングが『自分が上書き保存した時点で他人が変更している時』というのが分かりにくいです。
たいてい自分の作業が終わったら上書き保存しますので脳は作業完了状態になります。しかしそこで他人の変更内容が表示されるので急に作業状態に引き戻されます。この違和感がなんとも言えません。
そうはいっても、サーバも何も使わずに共同作業がすぐにでもはじめられるという利点はなかなかのものでだと思います。
（つづく：次回はコンフリクトについて）
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