GNU温泉よりもGCC温泉

GPL汚染がどうとか目にします。

そうはいっても、作った人達が好きなライセンスを指定するのは自由なわけですから、外野がガヤガヤ言ったってしょうがない気がします。

それより心配しているのはGCC汚染です。

ここ数年、どこへ行ってもGCCです。

自前のコンパイラを持ってるマイコンメーカですらGCC超強力サポートです。

そうして、みんなGCCのマニュアルを読みもしないで勝手に使ってます。

コンパイラなんて何でもかまやしないのかもしれません。実際C/C++コンパイラなんてどうでもいい時代なのでしょう。

組み込み系で、高品質低不具合摘出率高信頼性コーディング省メモリ実装とか言ってるのを横から見てて心配になります。

そのGCCって誰が評価したの?GCCのまともなポーティングならテストスイートがあるはずで、それを利用すれば、誰でも評価ができるはずですが、どっかの馬の骨が勝手に移植したつもりのGCCに通りすがりにパッチをあてまくったものを使って、できたソースとバイナリを納品したりしても良いものでしょうかね。

書いたとおりに動くはず、あとはシラネ、それがいまどきの組み込みクオリティなんでしょうか。

世の中みんなGCCばっかりになったら、それはそれで便利ではあると思います。Windowsの開発のお仕事でどこへ行ってもVC6で仕事できるのと同じようなもんです。

けれど、GCCだから大丈夫とか、こなれてるとかって、そういうのってあまりよろしくないです。年寄りはなんでも心配してしまうものなのです。

りんくる:

GCC Bugs