凶悪犯罪と身上調査

現職の警察官の家に上司である警部さんや署長さんが家庭訪問して生活指導

ちゃんと毎朝、朝飯食ってるか?掃除してるか?

ほのぼのとした風景を思い浮かべてしまいますが・・・

う~む。

漆間長官は、2003年9月に静岡県警の警部補(当時)が強盗未遂容疑で逮捕されたケースも今回同様、借金返済が動機だったと指摘。その上で「大事なのは、どういう借金状態かを把握すること。個人情報もあり難しいが、きめ細かな生活指導をしなければならない」と話した。
時事通信より引用。 

従来は同僚の美人妻の手料理を頂戴したいがために、なんやかや言って、飲み会の後に押し掛けたりする、そういう習わしが無くなってしまったのを補おうというのでしょうか。

そもそも、一口に借金状態を把握といっても、マイホームローンを抱えているケーカンはみな債務超過状態じゃないですかね!

メリケンから輸入した犯罪もののドラマや小説を読めばわかりますが、あちらさんにおいても、ケーサツ、司法、行政などの職員に化けた凶悪犯が、身分を詐称するのはごく当然のことのようです。推薦状の推薦者にわざわざ確認電話しないで済んだのはもう遠い昔の話とのことです。

おっと、身上調査経歴詐称をごっちゃにしてしまいましたね。

某宗教団体が構成員を自衛隊に潜り込ませたり、公安関係者が2重スパイに仕立てられてた(公安側も2重スパイを仕立てたのは当然として)、経験をみじんも生かしていない現状からは相当頑張らないと、どうにもならんですな。

どうせ現状の人事関係組織なんて事務処理能力すら持ってないのに、実務能力を期待しても無理です。そもそもいま人事を牛耳っているような人たちがいまの体たらくの片棒を担いでいるのですから。

長い目で見るなら、実務能力のある人間を人事部門へ雇い始めて、5年10年我慢するしかないですね。それまでは採用時に民生委員からレポートを出してもらうとか、カネに糸目をつけないなら身辺調査をするとかするしかない。

ほんの20年前なら、まともな企業へ就職しようとすると、興信所なる組織による身辺調査がおこなわれたものです。まぁそれが就職差別の排除という名目で廃止されたのがそもそもの問題だと思いますが。

ちゅうことは、アカやら左やらんの活動が原因のひとつとも言えます。

就職差別で思い出しましたが、性別学歴による差別は相変わらず残っていますネ。アカやら左やらの方々も、奥さんは家で家事をするもの、思想書を読むからにはインテリでないとイカンというまことに昭和的な価値観に縛られているようです。

(2006.12.11追記)

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米国では数年前、DM学位を名乗る要人が公職追放されたり、それを悪用した業者が摘発されたりするなど社会問題化した。

 米国の正統な大学は通常、教育機関として州認可を受けた上で政府公認の認定団体から適格認定を受ける。これに対し、DMは「○○大学」という法人を州に届け出るだけで非認定だったり、認定団体を勝手に作り自らを認定したりする。非認定でもまともな大学もあるが、例外的だという。

サンケイWebより引用